ウッドマイルズ運動の15年間(2017/8/20)

ウッドマイルズフォーラム2017の参加者に配布した資料に掲載された表に基づいて少し加筆して紹介します。

左がウッドマイルズの活動、真ん中が木材の環境貢献の訴求や利用推進促進の流れ、右がその背景ともなる国際的な環境です

2013年にウッドマイルズ研究会ができてから、真ん中の欄の記述が多くなっているのがわかります。研究会ができたので、木材の環境貢献の話が盛り上がった、とはいいませんが、その中にいろいろ貢献したことはだしかだと思います。

2010年の公共建築物等における木材の利用の促進に関する法「」が重要なトピックスですが、その1年前の、「木材利用に係る環境貢献度の定量的評価手法について(中間とりまとめ)」ではウッドマイルズ研究会の成果が引用されています(6ページ)。など

ウッドマイルズ研究会〜
ウッドマイルズフォーラムの活動
木材利用政策・建築物
木材の環境貢献見える化の動向
国際環境問題の動向
2000 : 2.
速水林業FSC森林認証取得
10.
檮原町森林組合FSC森林認証取得
:
2001 : 4.
CASBEE委員会発足
9.
森林林業基本法成立
:
2002 8.
ウッドマイルズと地域材利用住宅(木材情報に掲載)
4.
建築環境総合性能評価システムCASBEE新築作成
8.
緑の循環認証制度SGEC概要公表
:
2003 3.
北海道森づくり計画(ウッドマイルズを記載)
6.12
ウッドマイルズ研究会設立

9.
住宅ウッドマイルズ関係指標算出マニュアル Ver.2003(日本語暫定版)公表
緑の循環認証制度SGEC発足 :
2004 6.
「ウッドマイルズCO2を組み込んだ京都府産材認証制度」第一回検討委員会
7.
ウッドマイルズ研究会京都セミナー
8.
京都府山田知事が顧問就任
9.
環境経済・政策学会 2004 年大会の報告「地域材利用推進政策と木材の輸送過程のエネルギー ーウッドマイルズ指標を使った政策の評価」
12.
「建築物ウッドマイルズ関係指標算出マニュアルVer2005案公表(パブコメ版)
ウッドマイレージCO2」を組み込んだ京都府産木材認証制度スタート知事の記者会見
: :
2005 2.
ウッドマイルズ関連指標算出技術者認定制度発足
6.
建築物ウッドマイルズ関連指標算出マニュアルVer.2005策定公表
7.
ウッドマイルズ地域材セミナーin京都
8.
第三回建築材料国際会議ConMat05(バンクーバー)でウッドマイルズ報告
9.
サクテイナブル建築世界大会(東京大会SB05tokyo)で報告
11.
第一回ウッドマイルズ算出 技術者講習会
4.
新生産システム事業開始(地域材の利用拡大を図るとともに、森林所有者の収益性を向上させる仕組みを構築するため、林業と木材産業が連携)
2.
京都議定書発効
7.
グレーンイーグルスG8サミット(違法伐採対策合意
11.
気候変動枠組み条約COP11モントリオール会合、関連会合でウッドマイルズが議論
2006 6.
ウッドマイルズ入門セミナー 2006 in 名古屋長久手町平成こども塾レポートなど
7.
ウッドマイルズセミナー in シドニー(イアン・フライ ( ツバル国環境省 国際環境アドバイザー ) )
12.
CASBEEに対して地域材定義の提案
2.
林野庁 木材・木材製品の合法性、持続可能性の証明のためのガイドライン


4.
グリーン購入法合法木材記載
5.
生物多様性条約COP8
ウッドマイルズ研究会〜
ウッドマイルズフォーラムの活動
木材利用政策・建築物
木材の環境貢献見える化の動向
国際環境問題の動向
2007 2.
朝日新聞(名古屋版)夕刊1面にウッドマイルズ
3.
「ウッドマイルズ地元の木を選ぶこれだけの理由」出版
同出版記念セミナー開催
6.
ウッドマイルズレポートモニター事業実施
ウッドマイルズフォーラムinつくば
北海道知事顧問就任
9.
CASBEE住まい暫定版作成
12.
気候変動枠組み条約COP13バリ会合
2008 2.
ストップ温暖化大作戦CO2削減「一村一品プロジェクト」京都府北桑田高校森林リサーチ科の「地元の木を使って「ウッドマイレージ」を減らそう!」最優秀賞
6.
第10回木質構造国際会議(WCTE2008 )宮崎で報告
7.
ウッドマイルズ算出規程改訂
ウッドマイルズフォーラムin東京(木材に環境指標の連係統合目指して)
12.
ウッドマイルズセミナー2008in京都〜環境指標と家づくりで地域の木を生かす
6.
福田ビジョン「低炭素社会にむけて」環境負荷の見える化提案

9.
木材利用に係る環境貢献度の「見える化」検討会(第一回)
10.
カーボンフットプリント制度指針案
11.
ポスト京都議定書における「伐採木材製品の取り扱い、(円卓会議による提言書)
12.
オフセット・クレジット(J-VER)制度における森林吸収クレジットの認証基準(案)
7.
北海道洞爺湖G8サミット(日本の主導する違法伐採対策の訴求)
2009 6.
ウッドマイルズフォーラム2009〜森林・木材・家づくり、持続可能な循環を目指して
9.
ウッドマイルズセミナー2009in京都環境」と「品質」の総合力による地域材普及戦略を考える
2.
木材利用に係る環境貢献度の定量的評価手法について(中間とりまとめ)」

3.

「カーボンフットプリント制度の在り方(指針)」「商品種別算定基準(PCR)策定基準公表
5.
平成21年度(第1回)長期優良住宅先導的モデル事業
12
森林林業再生プラン
12.
気候変動枠組み条約COP15コペンハーゲン会合
2010 1.
「新潟県税制調査会」設立知事会見 検討例として「ウッドマイレージCO2への課税」
6.
ウッドマイルズフォーラム2010「「地球環境時代の今、どのような木材調達基準をつくるべきか」

9.
ウッドマイルズセミナー2010in京都 、『環境、品質、多面的な地域材認証基準づくりを目指し
1.
国交省「地域材活用木造住宅振興事業」公募開始
5.
公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律成立

12.
長期優良住宅の普及の促進に関する法律成立
11.
生物多様性条約COP10名古屋会合
2011 4.
「木材調達ハンドブック」の暫定版を公表
7.
ウッドマイルズフォーラム〜木造仮設建築物の支援活動から、地域の森林・木材・建築を考える
10.
ウッドマイルズセミナー2011 5つのモノサシを用いて、木材の調達を多面的にチェックする
1.
木材木製品のPCR原案公表
2.
長期優良住宅の普及の促進に関する法律基本方針(国産材その他の木材を使用した長期優良住宅の普及に配慮)
3.
木材・木材製品のカーボンフットプリント算定基準(PCR)
4.
改正森林法成立
5.
改訂された住生活基本計画
7.
森林林業基本計画改定
10.
カーボンフットプリント算出基準(PCR)の改訂版
:
2012 6.
リオ+20関連フォーラムでウッドマイルズフォーラムを報告
8.
日本の森林の今を学ぶ:ウッドマイルズフォーラム2012
4
改正森林法施行
12.
都市の低炭素化の促進に関する法律
6.
リオ+20
12.
気候変動枠組み条約COP18伐採木材製品の取り扱い
2013 3.
第一回木材利用拡大京都大会(研究会主催)
6
ウッドマイルズフォーラム2013(ウッドマイルズ研究会発足10周年記念フォーラム)−ウッドマイルズのこれからの利活用を問う−開催
3.
木材利用ポイント事業実施方針
4
国土交通省・地域材住宅ブランド化事業・木造建築技術先導事業始める
ウッドマイルズ研究会〜
ウッドマイルズフォーラムの活動
木材利用政策・建築物
木材の環境貢献見える化の動向
国際環境問題の動向
2014 2
一般社団法人ウッドマイルズフォーラム設立・登

7
ウッドマイルズフォーラム2014「100年後を見据えた地域の木質資源の利活用」開催
7〜
第10回木の建築賞(NPO木の建築フォラム主催)協賛
:
2015 7
ウッドマイルズワークショップ(東京)開催
7〜
第11回木の建築賞(NPO木の建築フォラム主催)共催
9
第14回世界林業大会(南アフリカ共和国ダーバン)サイドイベントでウッドマイルズフォーラムを紹介
サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)
地域型住宅グリーン化事業
5
森林・林業基本計画決定
12
新国立競技場建設計画(木と緑のスタジアム)決定
9
持続可能な開発目標SDGs4国連総会で決定
9第14回世界林業大会(南アフリカ共和国ダーバン)開催

12
気候変動枠組み条約パリ協定締結
2016 7
ウッドマイルズフォーラム2016「地方創生と木材利用」 開催
7〜
第12回木の建築賞(NPO木の建築フォラム主催)共催
ウッドマイルズワークショップ(多摩産材)開催
9
ウッドマイルズ関連指標算出プログラムVer.2016-01公開
5
クリーンウッド法成立
6
東京オリ・パラ持続可能性に配慮した木材の調達基準
3
G7伊勢志摩サミット(違法伐採問題久しぶり)
2017 7
ウッドマイルズフォーラム2017「これからの地域は何を目指すべきか」 開催
7〜
第13回木の建築賞(NPO木の建築フォラム主催)共催
5
クリーンウッド法施行
:

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