ニュースレター No.275 2022年7月15日発行 (発行部数:1560部) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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このレターは、「持続可能な森林経営のための勉強部屋」というHPの改訂にそっておおむね月に一回作成しています。 情報提供して いただいた方、配信の希望を寄せられた方、読んでいただきたいとこちら考えて いる方に配信しています。御意見をいただければ幸いです。一般社団法人 持続可能森林なフォーラム 藤原敬 |
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フロントページ:自治体が取り組むカーボンニュートラルと森林木材ーもりや市民大学の公開講座から(2022/6/15)
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安倍元首相が参議院選挙活動中に銃撃され亡くなりました。哀悼の言葉を捧げます。 2006年一次安倍内閣発足から、2020年9月第二次安倍内閣終了まで延べ9年間にわたって日本の行政を仕切った安倍元総理。 国内での実績がどれほど積み上げられたか、ちょっと疑問がありますが、外交の場では「G7サミットなど、首脳が個性で対話をかさねて、信頼を築いて外交につないでいく場、では、真にそれができた数少ないトップだった。歴代首相の中で欧州の人の記憶に残った(数少ない)人であることは間違えない(英国シェフィールド大学ヒューゴドブソン教授(朝日新聞7月10日考論)のだそうです。 「G7と安倍元首相」ということで、勉強部屋の大切なトピックスがあります。 左の図は、以下の勉強部屋の英語のページ掲載されています。 PM Abe promotes Green Fundraising Campaign at G7 summit(April 20, 2020) 2020年4月にオンラインで行われたG7サミットで、胸に緑の羽根をつけて、総理が登場 「安倍総理がG7サミットで、緑の募金キャンペーンを推進!」と勉強部屋の海外の読者に紹介しました。 日本優れた取組を世界へ! 今後とも勉強部屋でも努力していきますので、よろしくお願いします。 ーーーーー kokunai6-60<PMabe_green> ■いいねボタン |
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各党の森林政策ー参議院選挙2022各党政策から(2022/7/15)
7月10日に投票が行われた第26回参議院選挙。 大きな国政選挙は各党の政策力が現れる場です。 総務省の第26回 参議院議員通常選挙 候補者・名簿届出政党等情報というページに記載している「届け出政党と政党のウェブサイト」を訪問し、森林林業に関係ありそうな政策に関するテキストをすべて、取り出して記載しています。 (記載されていない政党はそのような政策の記載がなかった、政党です。(もしも、間違えがあったら、ご連絡いただけると、ありがたいです) ーーーーー 自民党
公明党
立憲民主党
国民民主党
日本維新の会
社民党
日本共産党
以上 過去の選挙の各政党政策リストの中の森林林政策 kokunai6-51<saninsen2022> ■いいねボタン |
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「持続可能な森林経営のための勉強部屋22年度Zoomセミナー第1回御案内(2022/6/15)
持続可能な森林フォーラムでは、皆さんとのコミュニケーションを双方向で深めていくため、ゲストをむかえて、Zoomセミナーを今年も開催します。 今年度、第1回目は、ゲストに、元林野庁長官、(一社)日本木質バイオマスエネルギー協会JWBA顧問加藤鐡夫氏をむかえ、「木質バイオマスのカーボンニュートラルに関する問題」につい意見交換をさせていただくことになりました!! みなさん、ご案内のように、木質バイオマスエネルギー利用のGHG削減効果について議論されるケースが多くなり、木質バイオマスはカーボンニュートラルでない、石炭より悪い、などなど「厄介な問題」といわれています・・・今回、登壇される加藤さんはJWBAのサイトに最近木質バイオマスエネルギー利用に関する懐疑論についてという論説を公表し、議論がうまく噛み合うように努力されています。 勉強部屋としても、環境と木材利用に関する議論の広がりを受けて、木質バイオマスエネルギーは厄介な問題を抱えている!?ー課題と期待(2022/4/26)、森林バイオマスはカーボンニュートラルか?500名以上の科学者が日本政府に(も)書簡(2021/3/15)など、真面目に(?)フォローしてきましたが、今回のイベントの準備過程で、すこしフォローの仕方が不十分なのでないか?と指摘される局面もありました。 そこで、イベントのタイトルを「木質バイオマスのカーボンニュートラルに関する問題の所在」として、加藤顧問の問題提起を受けて意見交換をして、皆で考えていく機会とさせていただくこととなりました。 どうぞ皆さん、ご参加下さい。 参加はこちらからどうぞ→参加ご希望の方はこちらから御連絡ください 今回から素晴らしい内容を多くの方の共有できるように、持続可能な森づくり向けたビジネスネットワーク構築を進めている株式会社森未来さんと、共催企画としてまいります。
konosaito3-1<zoommt22-1st> いいねボタン |
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令和3年度森林林業白書ーちょっと気になるグリーン成長と木材利用(2022/7/15)
6月24日日本林政ジャーナリストの会が主催する会議に出席する機会があり、林野庁の関係者から本年度の森林林業白書に関するレクチャーを受けました。 ジャーナリストに対する行政関係者の最近のトピックスに関する説明会。よくあるイベントなんでしょうが、私がなんで出席?勉強部屋の情報媒体がジャーナリズムとしての認知を受けた? 私も歴史のある、日本林政ジャーナリストの会の会員になったんですが、その辺のいきさつは、別途ご説明するとして、同会の幹部の方の心遣いをいただき、フォーマルな行政情報をしっかり受信するルートが一つ増え、よかったです。 前置きはそれまでにして、今年の森林林業白書の内容は? (白書って何?) ご案内かもしれませんが、白書は、森林林業基本法第10条(森林及び林業の動向に関する年次報告等)に「政府は、毎年、国会に、森林及び林業の動向並びに政府が森林及び林業に関して講じた施策に関する報告を提出しなければならない。」と記載されているのが根拠となった、国会報告なんです。 内容が面白そうでないですね。でも、国民向けに読んでもらおう、意気込みが伝わるのは、冒頭のトピックスと特集ページです。 (今年の特集は、木材利用拡大)
これが、その一覧表ですが・・・トピックスの2番目と、二つの特集が両方とも木材がらみです。 (木材需要拡大特集の内容は) 特集 2 グリーン成長のカギを握る木材需要拡大と木材産業の競争力強化の内容を少しご紹介
1 木材需要拡大と木材産業の競争力強化によるグリーン成長の実現
2.建築分野における木材利用の動向
3.木材産業の競争力強化
4.課題と対応 以上です そんなに新しいことがちりばめられてはいませんが、木造高層建築など都市の森づくりなどにむけた、グリーン成長を目指す民間企業の動向など楽しみですね。 (質問があります!) レクチャーを聞いて、疑問が一つ。ジャーナリストの会議だから、厳しい質問は前提のはず、と思って手を挙げて聞いてみました。 Q「カーボンニュートラルを念頭においたグリーン成長の中で木材の利用拡大の話はタイミングのよい特集だと思います。ありがとうございました(前段おわり)。 ところで、木材と環境の文脈の中で、クリーンウッド法について言及がないのは何故ですか?5年目の検討期間にはいっているので、いまホットなトピックスなんでないですか?」 A「本件は本文の135ページに「違法伐採対策」という節があり、記述しています」 (「なぜ、特集でないんですか」という再質問はしませんでした。) 来年度までには、クリーンウッド法の改正もあって?、特集があるかも。楽しみに kokunai5-4<R3hakusyo> いいねボタン |
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ウッドマイルズフォーラムの活動ビジネスの分野への広がりの可能性ーWMF理事会総会から(2022/7/15)
6月30日にウッドマイルズフォーラムの理事会と総会がありました。 「持続可能な循環型社会の主役となるべき木材について、ウッドマイルズ(木材の産地から消費地までの流れ)に着目することで、木材産地や消費地に関する様々な問題提起・課題解決を目指します!!」 2003年の研究会発足から、来年で20年。 建築関係者と林業関係者が連携して持続可能な木材利用をはかっていく、ネットワークがいよいよ本番を迎える、時期になってきた・・・かな。注目です 事業報告、事業計画がネット上に公表されています。今後の可能性に関する二つの点を報告します (関連する国内外の他団体との交流、連携) 昨年度事業の事業報告で、例年と違っているのは、2.各事業報告について (4)関連する国内外の他団体との交流、連携という項目に、たくさんの団体企業名が記載されていることです。企業活動の将来を見据えて環境的貢献をどうしていったらよいか、と検討された企業の何件かがウッドマイルズフォーラムと連携ができないか、と考えられた結果ですね。私もこれらの方とのお話に参加したので、すこし、リストアップしてみました。
今後さらにウッドマイルズフォームと環境社会に貢献する企業のとのネットワークの広がりを期待します。 (これからの木材産業が挑戦すべき新たな仕事のカタチ) この会議に出席していてインパクトがあったがもう一つは、藤本会長が提供された一連の情報。 6月22日に山形市内で行われたやまがた県産木材利用センターが主催した講演会で話された、講演の内容です。演題は「全員参加型の木材産業の形について、みんなで議論を始めませんか、=みんな:県民、御製、専門家、企業、メディア=」 右の図が全体のコンセプトを示す図ですね。地域の森林組合、木材事業者、工務店、地域の居住者が一つのグループを作り、旧来のサプライチェーンを発展させた仕組みを作る。共通の理念は新ローカリズム。 大規模な効率的な企業が主導する市場原理に基づくサプライチェーンは素晴らしいのだけれど、遠くの森林の循環性や息の長い街づくりなどにリスクがあるので、新しいシステムを作ろう、考えようという問題提起です。 資料は上の図に書いてあるように、長年の木造建築作りの体験を踏まえたもので、説得力があるのですが、まち再生の運営管理を担う中間セクターのが生まれつつある成果を、どのように木材のサプライチェーン上に具体化していくのか?具体的な絵が描かれているわけではありません。一緒に考えましょう!! 是非こちらの、情報をダウンロードしてください 今年度のウッドマイルズフォーラム総会から二点をピックアップしてご報告しました。 energy2-79<WMF2021> |
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カーボンニュートラルの一か月でした・・・ー勉強部屋ニュース275編集ばなし(2022/7/15)
守谷市「もしや市民大学」でお話できる!市長が来場し聴衆に!!大きなイベントでした。 CNとは「温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させることを意味します」ということなんで、分かりにくい吸収量の話をする意味があるんです。 が、自治体や企業が2050年までにCNといっているんですが、実際のデータをみながら具体策を考えてみると、なかなか、大変です。守谷市のようにグリーンインフラ大賞をもらったりする中で、企業との連携、市民との連携いろんなアイディアを総動員するプロセスが大切で、是非今後とも注目です ウッドマイルズフォーラムに相談にあらわれた企業の方々も、CNの達成に向けたアイディアの検討過程の相談が多いですね。 そして、7月30日の第1回持続可能な森林経営のための勉強部屋Zoomセミナーについてのタイトルが、「木質バイオマスのカーボンニュートラルに関する問題の所在」となりました、ゲストの元林野庁長官加藤さんと、藤原のディスカッションとなるので、しっかり準備をします。 準備過程で、このイベントは、木材のマーケットの中で重要な存在となってきている森未来さんとの連携になりました。みなさんのご参加をお待ちしています。 次号以降の予告、岸田政権の新資本主義と森林のガバナンス、御殿場の木質バイオマス発電ーローカルな林業の可能性、「地球は訴える」(ある外務官僚OBの回想録ーの中の森林、欧州の炭素国境調整措置の内容、2020年日本の森林吸収量について konosaito<hensyukouki> いいねボタン |
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