主要8カ国首脳会議ラクイラサミットと森林問題(2009/7/13) | ||
35回目を迎えたサミット(主要国首脳会議)は、7月8日(水)〜10日(金)までイタリア半島中部の観光地ラクイラで開催されました。 その内容は各種の宣言文として取りまとめましたが、その中心となる「主要国首脳宣言:持続可能な未来に向けた責任あるリーダーシップ」の中の森林問題に関する記述は以下のとおりです。
G8首脳宣言:持続可能な未来に向けた責任あるリーダーシップ全文(外務省仮訳、原文英文) 12月の気候変動枠組み条約COP15を控えて、途上国の森林管理の強化とそれに先進国がどのように資金的支援をしていくかということが重要な課題となっています。地球サミットで森林条約が議論になって以来の途上国の森林管理責任とそれにコミットする先進国の資金拠出という難しい課題がどのような決着になるか重要なポイントです。 その他に、さらりと記載された「透明な木材市場及び合法かつ持続可能に生産された木材の流通・貿易を促進する意図を再確認」(注)という言葉ですが、これを保証するには、持続可能に生産された木材を市場で識別し、その流通を促進するという手だてが取られる必要があるという結構大きな課題です。 そのためには、@持続可能な生産のチェック体制と、Aその情報をできるだけ効率的に消費者に伝達する手法、そしてBその利用にメリットを与え推進する施策の3つが必要となってきます。 この全ての点について、違法伐採総合対策推進協議会の提言書がふれています。ご一読下さい chikyu2-5<G8_2009> |
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