全国森林計画のパブコメ募集(2008/9/13)

林野庁が5年に一回の全国森林計画の改訂作業を行っており、現在原案に対する意見募集中です。(9月26日までこちら

「全国森林計画は、農林水産大臣が、森林・林業基本計画に即して、全国の森林について、5年ごとに15年を一期としてたてる、森林の整備・保全に対する国の基本的な考え方や目標を長期的・広域的な視点に立って明らかにする計画であり、「地域森林計画」及び「国有林の地域別の森林計画」の規範として機能するものです。」林野庁HP

2035年までの長期計画ですが、低炭素社会に向けて日本の森林がどのようになっていくのか、関心興味深いところです。

計画数値、整備保全目標の全国の数値は下表の通りです。

新計画 現計画
整備保全目標 期首 期末 期首 期末
森林面積 千ha 25,097 25,097 25,121 25,121
天然生林 千ha 13,830 13,291 13,882 13,344
蓄積 m3/ha 177 208 161 203
計画量 期間中 期間中
伐採量 万m3 62,708 51,192
うち主伐 万m3 22,177 21,348
うち間伐 万m3 40,532 29,843
人工造林面積 千ha 700 678
天然更新面積 千ha 871 870
林道開設量 千km 33.7 38.4
保安林面積 千ha 12,689.10 12,451.00

全国44の流域ごとの数値が掲載されています。ご自身の地域の森林の25年後の姿についての数値が掲載されています。

森林面積はほとんど変わらず(これ自体は積極的な評価ができるはず)、低炭素炭素社会に向けてストックは着々と増加しますが、その増え方(森林吸収力)は団塊の人工林が高齢化するに従ってじわじわと低下する、という姿です。

参考のために、新旧の数値のエクセルファイルを作成しておきました。(こちらからどうぞ

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