中国における合法木材と違法伐採への取組み(2014/9/21)

8月24日(日)から8月28日(木)まで、違法伐採問題に関連して中国の業界の関係者と意見交換をするために、中国の黒竜江省と北京にいってきました。

 
第五回日中木材・木材製品貿易検討会の会場となった、緩芬河市郊外天長山賓館

主たる目的は、黒竜江省緩芬河市で開催された第五回日中木材・木材製品貿易検討会への出席。

 
 緩芬河辺境経済合作区産業発展計画

会場となった緩芬河市はロシア国境のロシア材の流通拠点で、新たな加工施設群が建設の最中。

ここで開催された中国木材保護工業協会(喩廼秋会長)主催の「第二回中国木造グリーン産業会議―木材建設業界の地域戦略開発サミットフォーラム」との同時開催で、違法伐採問題に関連するセミナーが開催されました。

中ロ国境の違法伐採材の動向は、国産NGOも関心を持って調査活動が続けられ、当サイトでも紹介してきたところです(最近の違法伐採問題に関する話題(2014/6/27))

ここに、新たな木材加工拠点を作り国際的な市場にに打って出ようという人たちに合うたびに、違法伐採問題について問いかけましたが、「いくらでも証明書はとれる。」「当社は原料はFSCの証明木材」との返答が返ってきました。

裏付けが得られる訳ではなくまた、これらの調査をするための訪中ではないのですが、当事者たちはこの問題が自分たちのビジネスのリスクとなっているという認識はもっていることは分かりました。

また、日本に輸入される木材に中に、彼らが発行する証明書を根拠として合法性証明がされれているものもあるようだ、ということも分かりました。

中国から輸入される主要な木材製品、北から天然林広葉樹の製材品、華中の人工林ポプラ材を基礎とした合板、集成材、華南の人工林ユーカリ材を基礎とした合板、集成材

中国政府の環境問題への取組は力が入っている(環境省:中国における環境汚染の現状と対策)ので、世界中の木材の流通加工拠点となっている中国が、違法伐採問題について前向きになってくる可能性はあると思います。

そのためにも、日中間のこの分野の連携関係は重要だと再認識しました。

今回の経緯も含めて、9月9日に開催された合法木材供給事業者認定団体研修会で報告しておきました。

中国側の対応が変わってくる可能性にふれ、、中国からの輸入材を取り扱う会員には、@合法性の証明を中国側に要求すること、A現在証明書が提示されいる場合ガイドラインに基づく確認をすること、の2点が重要であることを指摘しました。

発表資料中国における 合法木材と違法伐採対策の現状を参照下さい。

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