「貿易自由化の環境影響評価に関する検討会」報告書(2003/1/1)

環境省が、設置していた「貿易自由化の環境影響評価に関する検討会」(座長:山口光恒慶應義塾大学経済学部教授)の報告書がまとまり、公表されました。

北米自由貿易協定などの中で行われてきた各国が行っている貿易自由化に関する環境影響評価の事例を分析し、我が国での導入に向けて、その意義や手法についての基本的考え方を提示したものです。

(概要、本文の入手は環境省関連サイトから) 

林産物貿易の関税撤廃の影響について米国が報告書を公表しており、それについての検討も我が国で行われています。

貿易自由化を環境の観点から総合的に判断する手法として事前の評価が制度化されることは好ましいことだと思います。

少し気になるのは、影響評価の目的は、自由化のプログラム自体の是非を論じるのではなく、その影響を緩和するための措置を検討するため、と、限定を加えていることです(11ページ、27ページ)。暮れの27日を期限として意見募集をしていましたが、小ホームページを管理している立場で、この点について簡単な意見を提出しておきました。(提出意見

 

 

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