ニュースレター No.192 2015年8月22日発行 (発行部数:1326部) | |||||||||||||
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このレターは、「持続可能な森林経営のための勉強部屋」というHPの改訂にそっておおむね月に一回作成しています。 情報提供して いただいた方、配信の希望を寄せられた方、読んでいただきたいとこちら考えて いる方に配信しています。御意見をいただければ幸いです。一般社団法人 持続可能森林なフォーラム 藤原 |
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フロントページ:日本の違法伐採対策ー次のステップへの検討(2015/8/22)
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自民党は林政小委員会で、今年の4月から6回にわたって、違法伐採対策について議論を行い、7月3日中間取りまとめを行いました。 ①現在の取組みは不十分であり、実効性のある抜本的な対策が必要、②G8伊勢志摩サミットが来年開催されることもあり、ワーキングチームを新たに設置して具体的な検討をへて速やかに成案、②その前にもできることから着実に実施、との内容になっています。 2006年に日本が林野庁ガイドラインに基づいて、グリーン購入法に基づく合法性が証明された木材の普及をはかる運動を始めて10年になります。
この間、欧州や米国、オーストラリアで、違法伐採対策の法律ができて、その中で、ハイリスク木材排除に有効な輸入業者に対する罰則規定をバックにした注意義務の徹底、といった手法が導入され、右の図のようにその比較がされるようになってきました。 日本の違法伐採対策は熱帯林を守れるか?~人々の生活と森を守る木材調達とは? 10年前からこの枠組みの運営にかかわっていた私としては、10年を期してステップアップが図られる動きになってきたことは、すこし遅すぎたかもしれませんが、素晴らしいことだと思います。 今回の検討手続きで、来年のG8サミットでしっかり世界をリードできる、枠組みが提示されることでしょうが、その中で、日本が10年かかって構築してきた1万件以上の中小企業の事業者をネットワーク化した業界団体認定の仕組みが、しっかり中に位置づけられステップアップされ、世界に情報発信されることを望みます。 (参考) bouki4-57<gohonext> |
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発電用木質バイオマス証明ガイドライン― 木材に需要先として木質バイオマス発電が注目されるようになってから、木材ビジネスに関する関心が一挙に拡大、というのが実感ですが、これらの方々を巻き込んで普及拡大にむけて研究と提言、事業化支援をおこなっている、バイオマス発電WGで、わかりにくい「発電用木質バイオマス証明ガイドライン輸入材の運用状況と課題」について、話をさせていただきました。 長期エネルギー需給見通しの中で輸入木質バイオマスエネルギーが重要な役割をはたしていることは、勉強部屋でも指摘してきましたが、どのようなガイドラインが輸入木スつバイオマスにどのような要求をしているのかが、わかりにくくなっています。 現在輸入木質バイオマスのもっとも多くの量を東南アジアからのヤシガラ(木質バイオマスエネルギー利用を巡る情勢(2015/2/22))ですが、これは、農産物残渣という取り扱いで、そのまま、一般木質バイオマスと同様の扱いを受け(左図)林野庁ガイドラインの適用をうけることはありません。 問題となるのは、チップやペレットの形で輸入される木質バイますで、発電利用に供する木質バイオマスの証明のためのガイドラインQ&A(PDF:765KB) 【平成27年7月10日更新】 によると、・・・
となっています。これをクリアするのは結構ハードルがあり、北米からくるものは、第三者証明の森林認証制度によるラベルが貼られたもの(林野庁ガイドラインの第一の証明方法)が多いのかもしれませんが、供給者がいろいろ工夫をして、独自のサプライチェーン証明を作っていかなかければならない場合が多くなると思います(第三の証明方法―個別企業の取組み)。 プレゼンテーションのデータを以下おいておきます energy1017<importbio> |
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地球の持続可能な森林経営への日本の貢献ー世界林業大会への準備作業(2015/8/22) 9月7日から11日南アフリカダーバン市で開催される世界林業大会が迫ってきましたが、9月11日の昼に開催予定の、サイドイベントの内容がかたまり、参加案内のページが、勉強部屋に、できました。(左のバナーから) 参加者に渡す以下のとおりの3種類の資料を準備中で、できたときはダーバンにおいでにならなくても、この勉強部屋で、ダウンロードできるようにします。
会場となるダーバン国際会議場Durban, International Convention Centreの11Aは40-50人ほどの会議室だそうです。これからアナウンスをしていくこととし、案内文を作りました。 どなたがお知り合いがいれば、よろしくお願いします。どんな方にお会いできるか楽しみです。
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日刊木材新聞 創刊70年記念セミナー ~日本の林産業の将来~(2015/7/15)
日刊木材新聞社が6月24日に開催した、創刊70年記念セミナー「日本の林産業の将来」に顔を出してみました。 日刊木材社のサイト日刊木材新聞社 創刊70年記念セミナー ~日本の林産業の将来~ 演者は、今井敏林野庁長官、尾﨑正直高知県知事、堀川保幸中国木材会長の3人。ものすごく新しい情報はありませんでしたが、森林や木材分野のトップジャーナリズムが主催するイベントで、国、地方、企業それぞれの立場から語られた、国産材活用拡大に向けた様々な取り組みや構想、は共有の価値があります。 ご本人の承諾をえて、プレゼンテーションの内容をこのサイトからダウンロードできるようにしました。
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