ニュースレター No.104 2008年4月12日発行 (発行部数:1350部) | ||||||||||||||||||||||||||
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このレターは、「持続可能な森林経営のための勉強部屋」というHPの改訂にそっておおむね月に一回作成しています。 情報提供して いただいた方、配信の希望を寄せられた方、読んでいただきたいとこちら考えて いる方に配信しています。御意見をいただければ幸いです。 |
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フロントページ:IPCC低排出シナリオと森林資源(2008/4/12)
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9電力会社によって設立されている電力中央研究所の社会経済研究所は「温暖化政策の分析と提言」を重点プロジェクト課題とし、温暖化防止政策ホームページでその成果を公表していますが、このたび、杉山他、「IPCCの低排出シナリオは可能か」という興味深い論文が公表されました。(要約および全文はこちら)
この点で忘れることができないのは、IPCC第二次報告書を元に作成された下図のシナリオです。 現在バイオマスブームといわれるような風潮です。廃棄される食糧の利用、林地に残された木質資材の収集と利用など、それは大変大切な取組ですが、他方で、バイオマス利用に期待されているのは、そのような初期の助走期間を早く終了しマクロなエネルギー需給の中での森林像を構築すことの重要性が突きつけられているといえます。 消費低排出シナリオあるいはそれに近いシナリオを達成することが人類にとっての重要な課題だとすると、森林のバイオマス生産力を、どれだけ、どのような手段で高めていくのか、ということが問われています。 その際「生物多様性」という価値との折り合いをどのようにつけていくのか、どのような主体が担うのか、各国の森林関係者が取り組まなければならない持続可能な森林の重要な課題だと思います。 ちなみに、上記の図は先般日本エネルギー学会で集会の時に、世界の森林の生産力を現在の1fあたり0.67立方メートル(これすら違法伐採を含む不透明な生産量を含むものですが)、これをフィンランド並みの2.86立方メートルとし、増加分を全てエネルギーに回した時の森林からのエネルギー供給量のイメージです。 kokusai2-23<IPPCtFor> |
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日本森林学会2008年大会報告から(2008/4/12) 日本森林学会の120回大会が東京農工大学で3月26-28日に開催されました。
gakkai<sinrin2008> |
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「木はお金で育つか?」REDDレポート日本語版(2008/4/12) インドネシアにある国際森林研究センターCIFORは森林政策に関する学術的な成果をPOLEXという形で情報提供しています(英語、日本語)が、この度特別号として標記が提供されています。 気候変動枠組み条約の下で、森林の保全を地球規模での財源配分という枠組みで議論されることになるなります(REDD)。 ただ、CIFORが今まで蓄積してきた、森林減少の多様な原因と、それに応じた様々な政策的対応がしっかり森林の現場まで実施出来なければ、森林の保全を実現することは難しい、という趣旨で実に細かい政策提言をしています。 kokusai2-24<polex0803> |
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