ニュースレター No.058 2004年6月13日発行 (発行部数:1050部) | ||||||||||||||||||
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このレターは、「持続可能な森林経営のための勉強部屋」というHPの改訂にそっておおむね月に一回作成しています。 情報提供して いただいた方、配信の希望を寄せられた方、読んでいただきたいとこちら考えて いる方に配信しています。御意見をいただければ幸いです。 |
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フロントページ:プランBと森林資源の価格(2004/6/13)
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温暖化ガス吸収源に関する報告書三題(2004/6/13) 日本政策投資銀行地域資源研究センターから、二つの報告書が発表さました。 「日本列島のカーボンプール:森林・森林土壌・湿地・農地土壌に関する研究」は、森林のみでなく湿原など様々な形態の土地での炭素ストックを評価したもの。 「CO2吸収機能等の適性配置:地域マネジメントシステム(RMS)による環境・地域資源管理に関する研究」は、森林の公益機能の計量評価を使って特定流域の森林管理のプライオリティを明らかにしようというもの。 (こちらからhttp://www.dbj.go.jp/japanese/download/local.htmlダウンロードできます) また、埼玉県が行った「CO2排出量・吸収源取引制度」調査・研究結果の報告(こちらからhttp://www.pref.saitama.jp/A09/BB00/kansui/home.htmlダウンロードできます)は、林業経営者協会などが提言している吸収源取引についてつっこんだ検討をしたもの。 今後の施策を考える上で参考になります。 kokusai2-5 |
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ウッドマイルズ研究会ニュースレター「木のみち」4号(2004/6/13) ウッドマイルズ(R)研究会のニュースレター4号が6月の始めに配布されました。
目次は以下の通りです。配布希望の方はこちらに連絡下さい 1. 巻頭言 古河 久純 ((社)日本林業経営者協会会長)2. 研究会ニュース |
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「富士森林再生プロジェクト」の提案(2004/6/13) 少し時間がたってしまいましたが、会員制寄稿誌「日本の森林を考える」(通巻19号2月号)に表記の論考が掲載されています。筆者は、「21世紀の森を考える会」。 私なりに論旨をまとめてみると、@現在の林業を巡る状況をポジティブに考えると、あと20年ほど現在の森林が一定の整備をされて高蓄積の人工林になって行けば、循環型の森林経営を支える基盤となることが出来る。Aその移行期を次への飛躍を準備する期間とするカギは、各地域に所有者に信頼され森林整備をリードする事業者が生まれるかどうかが握っている、の2点に集約されます。 それを実証するためのパイロットプロジェクトを日本列島の中心に位置し、日本の山々の象徴である富士山麓に立ち上げたいと呼びかけています。 いままで、林業構造改善、地域材の推進など、林業分野の大きな構想は国や都道府県など行政主導で描かれてきたものですが、経済同友会の「森林再生とバイオマスエネルギー利用促進のための21世紀グリーンプラン」をベースにしたもの。 筆者と出版社のご理解をえて、全文のpdfファイルをこちらにおきます。 同誌では最近出された最新号に特集をしています。 kokunai6-4 |
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森林総研の最新発表論文「研究最前線」(2004/6/13) 森林総研の研究成果を最も早い段階で速報する役割で、森林総研のHPに「研究最前線」という欄がもうけられました。 研究成果の発表は基本的には学術論文に発表という形で行われますが、このタイミングで一般向けの内容紹介のテキストとともに論文名、著者、掲載誌などが公表されます。 本日6月13日時点で掲載されている論文は以下のような論文です。 ・コジイの葉のつき方は木の大きさと光の当たり方で決まります ・どれだけ写せばケモノの多様性が分かるのか? ・森が変われば気候も変わる−相互影響モデルで再現 月に1−2回更新されます。 なお、更新は森林総研のニュースレターで連絡されるようになっています。 kyotu4 |
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2000年世界森林資源評価主報告書の日本語訳版(2004/6/13) 現在世界の森林のことを議論するときに必ず参照されるのは、FAOが出版した、The Global Forest Resources Assessment 2000 (FRA 2000) のデータですが、日本語訳が海外林業コンサルタンツ協会から出版されました。こちらに概要 熱帯林問題を地球環境問題の中心に据えるきっかけになったのは1980年時点の熱帯林の現状と動態を明らかにしたFAOの熱帯林評価報告書です。その十年後に出されたFRA1990は熱帯林減少が加速していることを示し、80年代の活動に大変厳しい評価を与えるきっかけとなるなど、大きなインパクトを与えてきました。そのシリーズの最新版が、2000年世界森林資源評価報告書です。 なお、本報告所については別途東京大学永田教授が概要部分を翻訳公開されています。(こちら) 目次 |
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