2024年あけましておめでとうございます(2024/1/1)
新年おめでとう
ございます!!

旧年中はいろいろお世話になりました。

持続可能な森林経営のための勉強部屋」も
1999年に開設してから本年で25年目を迎えます!!
こちらに過去のニュースレターの一覧表

みなさまのご支援に心から感謝申し上げます。
今年もよろしくお願いします。

   

「『地球環境の視点から、日本の森林と木材を考える』産官学民の情報交流の広場をめざす」勉強部屋にとって今年はどんな年になるでしょうか?

(勉強部屋できて25周年)

1999年9月に持続可能な森林経営のための勉強部屋というサイトをつくり、ニュースレターを送り始めてから4半世紀となり、月一回のニュースレターは今年の8月で300号となります。

始めたころは、ブログやSNSといったようなネット上に簡単に情報発信をする手段がなかった中での情報発信でだったし、当方の立場も、発足当初は林野庁の中部森林管理局名古屋分局長(1999-2001)や新しく独立行政法人になった森林総合研究所理事(2001ー2005)など、公的部門のスタッフであったこともあり、勉強部屋出だしは結構いインパクトがありました。「日本の論点2003」で紹介された「勉強部屋」(2003/3/16)

開設の問題意識は・・・

輸入材に圧倒されて日本の林業が壊滅的な状況になっている中で、国際的には、ラディカルに貿易制度に関する異議申し立てが行われ、持続可能な森林経営の認証制度に基づく市場での選別が行われるなど、木材をめぐる市場を通じた手段が現実を動かす力となってきている。そのことが、肝心の日本の林業関係者(国有林の管理経営に携わる小生も含めて)に自分のものとして十分咀嚼されていないのでないか(勉強部屋ホームページ開設1年2000/9))

当時のHPのキャッチコピーは「このページは持続可能な森林経営の実現のための政策手段に関する様々な研究の学際的交流をするために開設します。持続可能な森林経営・森林認証・モニタリング・森林条約・貿易的手法・貿易と環境・WTO・環境ダンピング・化石資源・環境税などに少しでもご関心のある方は、お立ち寄りください。」となっています(勉強部屋ニュースレター100号にあたって2007/12)

さて、25年たって勉強部屋を巡る環境はどうなった?

グローバルとローカルな森林ガバナンスを巡る動向は、気候変動や生物多様性といったような地球環境問題への対処がカーボンニュートラルの道筋として社会的に具体化され、森林ガバナンスを進める上で大きな比重をしめるようになりました。また、環境的側面で木材利用の関する議論が深まってきたので、ビッグビジネスの方々をふくめ、勉強部屋の取り扱い情報の関心は広がってきています。

個人的な周辺事情から、すこし学際的な交流ということは難しくなっているけど、関心を広げる方たちへの情報発信の問題意識すこし強くなり、・・・

ということで、勉強部屋というツールをつかって、森林サービスや木材のエンドユーザーと森林に直接関わる方々とのコミュニケーションに御手伝いができれば、また、各地の武力紛争などで近年発信力が弱くなっている、グローバルな課題の中での環境課題と森林との関係など、情報発信に努めていきます。

よろしくお願いします。

(木材利用が次世代の循環社会の主役になれるかーその準備作業)

木材の利用については、都市(まち)の木造化促進法クリーンウッド法など環境性能を念頭において、関心が広まっています。私も「木の建築賞」の審査だとか、林政ジャーナリストの会の共同取材だのか、FSCやSGECのかかわりなど、すこし情報収集や発信のネットワークをもっています。

その中で、まだもう一歩だと思うのが、今使おうとする木の伐採跡地が次世代の木材の供給源としてしっかり管理されているのか?次世代のひとから「令和の時代の人たちは何やっていたんだ!!」と叱られないかな?という点ですね。

2025大阪・関西万博のシンボルとして建築中の巨大木材大屋根リンクが、次世代の遺産となるには、終わってからリンクはどうなるか?ということと、木材調達コードがどう運用されているの?という点ですね。そんなことも含めて、しっかりフォローしてまいりたいと思います

(ウッドマイルズの次のステップは?)

勉強部屋発足直後、2002年に木材情報誌ウッドマイルズと地域材利用住宅という原稿が掲載され、岐阜県立森林文化アカデミーの方々と一緒になって2003年にウッドマイルズ研究会が発足し、2014年には(一社)ウッドマイルズフォーラムができました。

木材の輸送距離に関するウッドマイレージCO2、流通把握度などの指標の整理ソフトの開発、それらを普及する、木材調達チェックブックなどの作成、改訂

国産材の普及拡大、利用者の環境志向などを背景に、これらの需要は高まっています。

これらを背景とした新たな関心の高まりに対応して、指標をブラッシュアップしたり運用体制を整理したり、木の建築のあるべき姿を議論しなおそうという議論が、この団体の中で行われようとしています。

しっかりフォローしてまいります

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こんなことを考えています、少しでもご興味のある方は、今年もよろしくお願いします。いろいろご意見をいただけるとありがたいです。

2024年1月1日

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