カーボン・オフセットクレジットのフロントランナー高知県木質資源エネルギー活用事業(2003/06/13) | |
カーボンオフセット事業を推進するために、事業の認証制度が立ち上げられています。 @運営委員会がポジティブリスト方法論等の設計公表、Aそれに沿った事業者の申請、B審査登録、C事業者によるモニタリングの実施、D第三者による検証、E運営委員会による認証、Fクレジットの発行という長いプロセス(「オフセット・クレジット(J-VER)の中の森林・バイオマス進捗状況」参照)の中で、現時点でクレジットの発行まで到達している唯一の事業が「高知県木質資源エネルギー活用事業」です。(オフセット・クレジット(J-VER)制度における温室効果ガス排出削減量の認証第1号について) 申請書2008/12/3と、検証報告が公開されており、その中から事業概要と検証プロセスを紹介します。 住友大阪セメント(株)の2号発電ボイラー燃料として使用されて いる石炭並びにオイルコークスの一部を、高知県産の未利用林地残材で燃料代替することによりCO2排出削減を図るもの。 ベースライン(プロジェクトを実施しなかった場合)の排出量(A)1096.50トンCO2 検証結果の概要は以下のとおりです。(リンクは小HPによる)
ここに引用されたポジティブリストによれば、どんなバイオマス燃料でも良いのでなくて、国産材の林地材材(間伐材や枝葉)であることが証明されるもの、また、投資回収期間が3年以上のもの、という2つが大きなハードルです。 kokunai4-18<offsetcouch> |
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