日本林業経営者協会の二酸化炭素吸収・生物多様性認証(2009/3/22)

林業経営者の立場で政策提言をしている日本林業経営者協会は、森林認証を取得した森と森林法に基づく森林施業計画認定森林を対象に、個々の森林の「CO2吸収量と生物多様性保全レベル」を第三者専門機関が調査し、生物多様性の保全レベルが一定水準に達した森林におけるCO2吸収量を購入される人に認定証を発行する制度をたちあげました。

●「森林のCO2吸収量と生物多様性レベルの認定」   (略称:「フォレストック認定」)

会員と学識経験者で構成される森林吸収源検討会が作成した、「森づくりにおける森林吸収源・生物多様性等評価基準」が公表されており、この基準にもとづいて生物多様性の指数が50以上のものだけを認定するとしています。

森林所有者の団体が会員の森林の二酸化炭素の吸収機能を計測し、排出型企業にカーボンオフセットの枠組みなどで販売しようという、手前みそなところもある(?)仕掛けですが、地球環境問題に関した森林の吸収源としての評価をする場合、生物多様性も含めた持続可能な森林というもう一つの視点を忘れずに評価しようという重要な問題提起となっています。

それぞれの森林の生物多様性を図る仕組みは興味深い提案です。個々の評価基準の中身について、今後の認定過程の中で結果が公表され、多くの関係者によって議論されることを期待します。

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