オフセット・クレジット(J-VER)の中の推奨例更新(2009/10/24)

カーボンオフセットは、市民、企業、NPO/NGO、自治体などが、自らの温室効果ガスの排出量の、削減が困難な部分の排出量について、他の場所で実現した温室効果ガスの排出削減・吸収量等(クレジット)を購入するなどでその排出量部を埋め合わせること(環境省:我が国におけるカーボンオフセットのあり方について参照)で、クレジットの認定手続きに推奨例(ポジティブリスト)が示されていますが、9月9日の認証運営委員会でそのリストに、@化石燃料から木質ペレットへのボイラー燃料代替、A木質ペレットストーブが追加されました。(環境省報道発表資料9/9)。

気候変動対策認証センターのHP(http://www.4cj.org/jver/index.html)に資料が掲載されています。

現在掲載されているリストは以下の通りです。

  • 排出削減系ポジティブリスト・方法論
更新日 ポジティブリスト
()は方法論
プロジェクト種類
2009/09/09 E001(JEAM001)
【旧0001】
化石燃料から未利用の木質バイオマスへのボイラー燃料代替
2009/09/09 E002(JEAM002) 化石燃料から木質ペレットへのボイラー燃料代替
2009/09/09 E003(JEAM003) 木質ペレットストーブの使用
2009/09/09 E004(JEAM004) 廃食用油由来バイオディーゼル燃料の車両における利用
  • 森林吸収系ポジティブリスト・方法論
更新日 ポジティブリスト
()は方法論
プロジェクト種類
2009/09/09 R001(JRAM001)
【旧0002-1】
森林経営活動によるCO2吸収量の増大(間伐促進型プロジェクト)
2009/09/09 R002(JRAM002)
【旧0002-2】
森林経営活動によるCO2吸収量の増大(持続可能な森林経営促進型プロジェクト)
2009/09/09 R003(JRAM003)
【旧0003】
植林活動によるCO2吸収量の増大

木質ペレットへのボイラー燃料代替の基準は以下のとおりです

適格性基準
条件1:ボイラーにおける木質バイオマスの新規利用により、化石燃料が削減されること。
条件2:使用される木質バイオマスは、日本国内で産出された未利用の木質バイオマス(林地残材(未搬出間伐材、枝葉等)、間伐材、製材端材等)であること1。 ※ 建築廃材は対象外。未利用の木質バイオマスを加工して木質ペレットを製造する場合は対象外(ポジティブリストE002を参照)

条件3:プロジェクトの採算性がない、又は他の選択肢と比べて採算性が低いこと。例えば、以下の条件のいずれかを満たすこと。
(1) @木質バイオマス利用経費 > A化石燃料利用経費2
(2) 投資回収年数が3年以上
(3) @木質バイオマス販売単価 < A木質バイオマス製造単価

排出量取引のクレジットに比べて、木質バイオマスの由来に関して、国産であり未利用であったことの証明など厳しい条件がつけらています。もちろん他の条件のものがだめだといっているのではなく、今回の推奨例にはのらないというだけですが。

関連してオフセット・クレジット(J-VER)の中の森林・バイオマス進捗状況090613)を改訂しました。

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