森林・林業基本計画案への意見と結果(2011/7/2)(2011/8/27)

6月1日から林野庁が求めていた「森林・林業基本計画に関する意見・情報の募集について、小サイトとしても意見を提出しました意見の対象となる案

その結果をふまえて7月28日、森林林業基本計画が閣議決定されました。(林野庁プレスリリース

当サイトが提出していた5つの意見のうち4つを採用して修文して頂きました。(全体で修文したのは9カ所)


以下のとおり意見を提出しますので宜しくお取りはからい下さい

7ページ2行目
「木材及び木質バイオマスの利用拡大による二酸化炭素の排出削減に向けた取組を推進する。」を
「木材及び木質バイオマスの利用拡大による二酸化炭素の排出削減、二酸化炭素ストック拡大に向けた取組を推進する。」に変更
木材の二酸化炭素固定機能を評価しこれを木材利用拡大の根拠とすることが重要な視点であるため

7ページ19行目
「一方、人工林中心に増加する森林資源を有効に活用しその他面的機能の発揮をはかっているためには、」を
「一方、二酸化炭素の固定化をすすめ、人工林中心に増加する森林資源を有効に活用しその他面的機能の発揮をはかっているためには、」に変更
同上

21ページ9行目
「木材及び木質バイオマスの利用による二酸化炭素の排出削減の取組等を総合的に推進する。」を
「木材及び木質バイオマスの利用による二酸化炭素の排出削減の取組および二酸化炭素固定化拡大等を総合的に推進する。」に変更
(同上)

21ページ12行目
「国産材の環境貢献度を評価・表示する「見える化」を推進する。」を
「木材製品の環境貢献度を評価・表示する「見える化」を推進する。」に変更
31ページなどの表現とあわせる

31ページ9行目以下
(4)消費者等の理解の醸成の項目
「さらに、適切な伐採により生産された木材・木材製品に合法性証明・伐採地等を表示することにより、消費者による合法木材・木材製品の選択を促進する。」を
「さらに、適切な伐採により生産された木材・木材製品に合法性証明木材すなわち持続可能な木材の証明を表示することにより、消費者による合法木材さらには持続可能な木材製品の選択を促進する。
今回の森林法改正および関連規程の改正により「日本国内で合法性が証明された木材は持続可能な木材である」というロジックを明確にした上で、合法木材の証明システムを新たに持続可能な木材の証明システムにステップアップさせるという戦略が必要なのでないか

以上



kokunai1-11<kihonnkei201106>

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