新たな森林・林業基本計画の決定(2006/10/9)

森林林業基本計画が9月8日閣議決定されました。
新たな森林林業基本計画についての林野庁のページ

わが国で森林に関する基本計画がつくられるのは、旧林業基本法時代に「森林資源に関する基本計画」が1966年に策定され、73年、80年、87年、96年に改訂、森林・林業基本法に変わって2001年に森林・林業基本計画に策定され、そして今回の新たな森林林業基本計画の策定と、7回目になります。

私見ですが、その中で今の時期ほど、産業政策としての林業の計画が重要となっている時期はなかったと思います。

利用可能な資源が充実し、国産材の供給が増加に転じてており、木材産業の側でも原料調達戦略の中に国産材を明確に視野に入れ始めつつあるなかで、国産材の安定供給体制の整備がはかれるかどうか、注目の的になっています。

その点で、今回の計画基本計画では、「基本計画策定の必要性」という項目の中での、(4)林業業および木材産業の改革の立ち遅れという指摘に始まり、3林産物の供給及び利用の確保に関する施策(1)木材の安定供給体制の整備にいたる記述が、目玉だと思います。

それに比べて若干食い足りないのが、わが国の森林の持続可能性に関する記述です。「持続可能性の証明された木材を優先的に購入する」との閣議決定(グリーン購入基本計画)を受けた直後の森林に関する基本計画策定作業ということで、その点の記述がどうなるか気になっていたところでした。今後の課題でしょうか。

「森林・林業基本計画(案)に関する意見・情報の募集結果及び処理について」が林野庁のHPで公開されています。

パブリックコメントでよせられた意見のいくつかを収集しこちらのページに掲載しています。