2 ウッドマイルズの視点から地場産材の定義(案)ーCASBEEへの提案(2006/12/10)

既報の通り日本版緑の建築基準CASBEEの戸建て住宅版が試行版として公表されていますが、そのなかに地場産材の利用についての記述があり、「構造躯体の一部に地場産材が使用されている場合は評価を1レベル、過半に地場産材が使用されている場合は評価を2レベル上げる。」との記述があり注目されます。ただし地場産材についての定義が明確でないという問題点がありました。

この点について、ウッドマイルズ研究会が以下のような定義案を公表し、意見募集をしています(こちらから)。近くの山で家をつくる関係者100団体に対するアンケート調査の結果、地場産材として取り扱っている木材の実態を下にまとめたものです(地場産材の定義を考える(アンケート調査分析詳細)pdfファイル

<木材の輸送エネルギー削減を目的とした地場産材の定義>

地場産材とは、現在の取引の実態をふまえ、産地と消費地との関係が同一都道府県内、または隣接都道府県内、もしくは産地から最終消費地までの輸送距離が、およそ300km以内の木材とする。

なお、輸送過程における二酸化炭素排出量の観点からは、船舶輸送の場合およそ1000km以内、鉄道輸送の場合およそ2000km以内のものも地場産材と同様に評価されることが望ましい。

この場合の輸送過程における二酸化炭素排出量は30s-CO2/m3程度以下となり、我が国に一般的に流通する木材の輸送エネルギーと比較して、3/4程度を削減できる木材となる。