林業分野の企業の社会的責任ーーーHIMOROGIより(2010/11/20)

神籬(ひもろぎ)という雑誌が奈良と愛知を拠点に活動している「西垣林業」から年二回発行されています。

毎号の特集記事はウェブ上に公開されていますが、以下のようなタイトルが並んでいます。

 ■第42号(2010.10発行)「直接支払い」の可能性と、日本林業の再生。
 ■第41号(2010.4発行)「伝統木造建築物と耐震設計」─木造文化のこれから―
 ■第40号(2009.10発行)「環境考古学」―過去を知る。人と自然の未来が見える。
 ■第39号(2009.4発行)「スーパー樹木」が描く未来像。―遺伝子組換え技術は何を変えるのか。
 ■第38号(2008.10発行)「文化財と結ぶ森へ、未来と結ぶ森へ。」
 ■第37号(2008.4発行)「エコ・フォレスティング」すべての人が主役の、森林との新しい関係。
 ■第36号(2007.10発行)「LCA」の可能性をさぐる。 森林資源の転換点のコミュニケーション。
 ■第35号(2007.4発行)鎮守の森―日本の原風景に人と森の未来を探る
 ■第34号(2006.10発行)木造建築が再生する日本―安心と安全と、未来のために―
 ■第33号(2006.4発行)森林の力が暮らしを守る。 海辺の最前線に生きる、海岸林の可能性
 ■第32号(2005.10発行)森林・林業教育の未来を探る。―林業高校の可能性
 ■第31号(2005.4発行)未来への森林管理―日本人と森林との新しい関係を求めて
 ■第30号(2004.10発行)エンジニアードウッドと大規模木造建築 木材のよりよい利用のために
 ■第29号(2004.4発行)「ウッドマイルズ」が、日本の木造建築に「環境」という指標をもたらす。
 ■第28号(2003.10発行)「森林環境税」創設――
 ■第27号(2003.4発行)森林・林業基本法は、何をもたらすのか。 市民からの政策提言
 ■第26号(2002.10発行)森林・林業基本法―森林と人との新しい関係は生まれるか。    
 ■第25号(2002.4発行)「林業で働くこと」―その明日をさぐる。
 ■第24号(2001.10発行)ミクロの視点が、森林の世界観を変える。
 ■第23号(2001.4発行)「近くの山の木で家をつくる運動」が、新しい林業の世紀を指し示す。
 ■第22号(2000.10発行)新しい時代の林業へ―機械化と高密林内路網がもたらすもの。
 ■第21号(2000.4発行) 「森林認証制度」が21世紀の林業を変えていく。
 ■第20号(1999.10発行)「バイオマス」が林業を元気にする。
 ■第19号(1999.4発行) 「アグロフォレストリー」という発想。
 ■第18号(1998.10発行) 林業の明日を「里山」にさぐる。
 ■第17号(1998.4発行) 森林と林業の「これから」を考えるために。
 ■第16号(1997.10発行) 「木の文化」の歴史と行く末。
 ■第15号(1997.4発行) 国有林の歩みと日本の森林、日本人の森林観。
 ■第14号(1996.10発行)森林と人が再び寄り添うために。
 ■第13号(1996.6発行) 「自然保護」と「林業」の出会う場所
 ■第12号(1995.4発行) 「木を育て、木と歩む」阪神大震災からの提言
 ■第11号(1994.10発行) 「木を育て、木と歩む」数寄屋の心
 ■第10号(1994.6発行) 「木を育て、木と歩む」温故知新
 ■第9号(1993.10発行) 「木を育て、木と歩む」日本に木の文化をルネサンスする。
 ■第8号(1993.4発行) 木造住宅の未来形「高気密・高断熱住宅」
 ■第7号(1992.10発行)地球にやさしい住宅をめざそう 花博跡地に環境保全技術のモデル建築 建設業そのエネルギー消費と炭素放出量を考える
 ■第6号(1992.4発行) 木こそが教育の原点 神々の里・出雲が挑む「木造り」プロジェクト
 ■第5号(1991.9発行) [木の目]1.蘇る熱帯林、バイオで人工植林[木の夢]2.木は鉄よりも強くなる! 新素材としての木材を考える
 ■第4号(1990.秋発行) 特集:森は潤してくれる。 
 ■第3号(1990.春発行) 特集:森はめぐる。しかし・・   酸性雨が地球をかけめぐる
 ■第2号(1989.秋発行) 特集:森を守る 森林の生命が自力で守られるために
 ■第1号(1989.春発行) 森と海 その大いなる関係をさぐる。   

時制は過去から未来まで、空間は地球から遺伝子まで、対象は地球環境から生産技術まで縦横無尽といっていいトピックスが並んでいます。

これが、2000年の時点で日本に上陸したばかりの森林認証制度について「21世紀の林業を変えていく」という特集が組まれているように、確実に一歩先を見据えたしっかりした視点でピックアップされていることに驚きます。

企業の社会的責任ということば自体が、あまり歴史をもっていませんが、林業・木材産業の分野でこれを先導する一つの例が神籬ひもろぎ)の出版です。

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