FAO地球森林資源調査GFA2005の全文公表(2006/3/13)

FAOの2005年時点の世界森林資源調査(Global Forest Assessment 2005、以下GFA2005)については、概要が昨年中にFAOにより公表され、小HPでも掲載しましたが、詳細が結果がUNFF6会合のタイミングで公表されました。(FAOの該当ページ)。概要を紹介します。

(地球の森林面積の動態)

世界の森林資源調査がインパクトを与えてきたのは、地球全体の森林の面積の動態がこの調査でマクロに把握できるからです。この点についてGFA2005では、「地球全体の森林の面積は相変わらず減り続けている(2000-2005年で年率7.3百万ha)が、その傾向は若干緩和した(90年代は8.9百万ha)」と総括しています。
森林の動態に関するオリジナルデータwww.fao.org/forestry/site/32033/en

注意しなければならないのは、この数字に影響を与えているのは中国における大規模な造林の拡大で、この五年間毎年1.5百万haの人工林が造成され、その前の10年間と比べるとその0.9-1.0百万ha増えており、ちょうど、その面積と同じ割合で、森林の減少速度が緩和しているという数値になっていることです。
造林面積に関するオリジナルデータwww.fao.org/forestry/site/32041/en

つまり、25年前のFAOの調査で世界にインパクトを与えた「熱帯林の森林減少」は相変わらず同じように続いているということです。

(持続可能な森林管理)

今回の調査で重要なのは、森林の面積という量的な指標の他に、森林の管理水準といった管理の質に関する指標を工夫して提供していることです。

面積、生物多様性、森林の健全性、生産性、保全機能、社会的機能、の5つのカテゴリに分けた21の指標に基づき、各地域ごとの森林管理の動きを表現しています。

熱帯林と温帯林の管理水準の違いが手に取るように分かります。

FAO世界森林資源調査(GFA2005)のトップページwww.fao.org/forestry/site/fra2005/en
同上の中の世界の資源データのトップページwww.fao.org/forestry/site/32038/en