気になる日本の住宅政策ー北米の林産物貿易研究機関のニュースレターから (2010/7/2)

 米国シアトルのワシントン大学林産物貿易研究センターCNTRAFOR(Center for International Trade of Forest Products)が四半期に一回ニュースレターを送付してきますが、6月下旬に配布されたSprng号の編集ノートは日本の最近の住宅政策の北米材に対する影響を題材にしたものです。

CINTRAFOR News 2010 Spring
Editors Note

日本で最近、住宅の寿命、環境性能、エネルギー効率などを向上させるためのいくつかの事業がつぎつぎと採用された。CASBEEすまい、長期優良住宅、エコポイント制度である。これらのプログラムは、北米産の高付加価値木材製品の需要を拡大する要因となる可能性もあるが、輸入製品の日本市場における障害となる条項を含んでいる。

このうち、前者の二つのプログラムについては問題がないがCASBEEについては国産材を優先するもの・・・


本文はコチラからダウンロード(最新号はcentraforのウェブ上に公開されていないので当面小HP内に置いておきます

その他の記事は

Chinese Wood Products Industry Targets Domestic Market for Growth 中国の木材業界は国内市場に照準
A Real Options Approach Suggests Higher Forest Valuation from Carbon Squestration リアルオプション評価手法による森林の炭素吸収価値の拡大

なお、過去の記事はウェブ上で公開されています

それぞれの号のトップ記事は以下の通りです

2010
winter
The Impact of Green Building Programs on theJapanese Residential Construction Industry 緑の建築基準が日本の建築産業に与える影響
2009
Fall
The Impact of the Russian Tariff on Chinese Demand for Wood Products ロシアの関税が中国の林産物需要に与える影響
2009
Spring
The Impact of the Russian Tariff on Japanese Demand for Wood Products ロシアの関税が日本の林産物需要に与える影響
2009
Winter
The Impact of the Russian Log Export Tariff on the Global Market for Logs and Lumber ロシアの関税が世界の丸太製材市場に与える影響
2008
Fall
An Auction Mechanism for Forest Ecosystem Services 森林の環境サービスの競売手法

米国西海岸をベースに活動する林産物の国際貿易に関する専門的な研究機関だけに、日本、中国、ロシアの林産物市場についてのつっこんだ分析が並んでいます。

ニュースレターの配布希望もこちらから

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