セーフガードの対する制裁についてのリアクションを観察する

いよいよ中国が制裁措置を発動することとなり、マスコミの報道が様々な角度からなされています。関連報道

日本の経済外交の基本が問われることになります。

それにしても、通商政策をつかさどる某大臣の最初の反応の報道にはびっくりしました。ロイター電

「3品とも対中国輸出の絶対量は大きくないことをあげ、『中国も、日本との関係を大切に思って、ある意味の意志表示を行ったのではないか』」。

世界中でWTO違反の制裁を発動されて、「自国を大切に思っている意思表示だ」という貿易担当大臣がいるでしょうか。

多分いろいろ発言されたうちの、その文脈だけが報道されてしまった、ということなのだと思いますが。

その後、中国側に「撤回要請」が行われたり、経済産業省の次官が制裁措置は日中貿易協定違反だと言及したりで、軌道修正されています。


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