日本のFSCの展開 Forsta(続)(2007/7/15)


FSCの日本での活動拠点が、NPO法人森林管理協議会(Forsta)(代表 太田猛彦東京農大教授)という形で活動を開始しています。

山の森林管理の情報を木材のビジネスの流れに沿って証明の連鎖を作って消費者までの届けようというCoCの考えは、合法木材証明の林野庁のガイドラインなどにも広く利用されていますが、この考え方を最初に提唱したのはFSCです。日本にはじめて森林認証を持ち込んだのもFSCです。

その割に、日本国内で正式にFSCを代表する組織が明確でなく、ちょっと顔か見えにくかったのですが、これではっきりすることになりました。

第1回Forsta国際セミナーが以下の通り開催されました。

以下に資料が掲載されています
http://www.forsta.or.jp/2_top_news/seminar.htm

日時:2007年6月26日(火) 13:00〜17:00
場所:東京大学 弥生講堂 一条ホール
出演: Kevin Jones氏 (Soil Association/FSC森林認証チーフプロデューサー)
                            (逐語通訳あり)
      「最近の木材需給の変化に対応する森林資源管理の在り方―FSC認証の世界での現場から―」(pdfForstaページ)
    山田 稔氏 (株)山田事務所代表
     世界・日本の木材市場の動向と日本の木材需要の変化」(pdf小サイト内)
    古河 久純氏 古河林業(株)代表取締役社長
     「今求められる木材と林業―林業とハウスメーカーの立場から―」(pdfForstaページ)

コーディネーター: 速水 亨 Forsta副代表 速水林業椛纒\


イギリスに本拠地を置くKevin Jones氏は国際的な木材需給関係の変化を切り口にFSCについてのイントロをしまいたが、その問題については山田稔さんの詳しい資料が参考になります。小サイト向けに掲載用のファイルを頂きましたので、上記に掲載してあります。

日本の森林にとって森林計画制度上の収穫規制や、森林認証が本当に実力を発揮するのは、これからかもしれません。

 

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