ニュースレター No.054 2004年2月15日発行 (発行部数:1010部) | |||||||||||||||||||
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このレターは、「持続可能な森林経営のための勉強部屋」というHPの改訂にそっておおむね月に一回作成しています。 情報提供して いただいた方、配信の希望を寄せられた方、読んでいただきたいとこちら考えて いる方に配信しています。御意見をいただければ幸いです。 |
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フロントページ:環境対応型林業の展望ー京都議定書のふるさとから
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世界の認証森林の現況2003末年(2004/2/15)
世界の認証森林の現況を2003年の末の段階で整理してみました。
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我が国の環境建築基準と「持続可能な森林から産出された木材の活用」(2004/2/15) 我が国の環境建築基準に、「持続可能な森林から産出された木材の活用」という基準が設定されているのをご存じでしょうか。
建築物の環境基準の中に「持続可能な森林から産出された木材の活用」という項目が入っている点じ対はたいへん重要なことだと思います。また、その中に、木材を使っていること自体を評価する仕掛け(木材をつかっていないとレベル4以上にならない)になっていることが画期的なことだと思います。 その上で、形成途上の基準についていくつかの注文があります。 第一に、暫定的に「持続可能な森林から産出された木材」を針葉樹全体としているのは問題です。特にダフリカからまつとロシア材を例示においているのでおかしなことになっていると思います。FSC、SGECの認証材、その他、地域的な認証材で一定の環境認証の要素を持っているものについて特定しCASBEEの認証材とするべきだと思います。 第二に、近くの山の木の要素です。ウッドマイルズ研究会で主張しているように輸送距離の環境負荷は無視できません。米国の環境基準も500マイル以内の材について得点を与えています。これと同じような、輸送キロ数の閾値を作っておく必要があると思います。 前述したようにこの基準は世に出て数ヶ月しかたっていないので、あまり認知はされていないですが、これから各政令指定都市や各都道府県がが独自の基準を導入する方向にあり、その際のこの基準が中心になってゆくことは間違えないと思います。 米国のものについては全米林産物製紙協会が内容についていろいろ文句をつけていますが、我が国の場合は森林林業関係者がほとんど知られていないというのが現状のようです。森林林業関係者にとっては最終的な出口の大切な話ですのでこのサイトでもフォローしていきたいと思います。 |
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