条約ができて10周年を記念する第10回締約国会合(COP10)がブエノスアイレスで今年の12月に予定されていますが、そのの技術的な準備をする位置づけで標記会合が6月16日から25日、ボンで開催されました。
全体の概要と政府としての評価(→外務省HP)
京都議定書第一約束機関の森林管理等に関する報告様式の詳細が提示されるなど、重要な会議でした。森林吸収源に関係あるのは、以下の通りです
1 吸収源の算定手法(IPCC良好手法指針関連) (条約事務局HP関係決議)
京都議定書に基づく吸収源目録の算定・報告の手法に関し、COP10において決定すべく、昨年IPCCが採択した吸収源の良好手法指針(LULUCF-GPG)を踏まえた詳細な報告様式が作成されました(条約事務局HP関係文書)。また、第二約束機関での重要は論点となる、「伐採後の木材の評価」に関し、8月にノルウェイのリレハンメルで開催されるワークショップの議題を確定しました。
2 小規模吸収源CDM
COP9で決定した吸収源CDMの方法論等を踏まえ、小規模吸収源CDMの手続きの簡素化等について議論が行われ、COP10での採択に向けSBSTA21で引き続き議論するこになりました。
(詳しい内容は林野庁HP 気候変動枠組条約第20回補助機関会合(SBSTA20)における小規模吸収源CDMの議論の概要−小規模吸収源CDMの手続等の簡素化−)