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途上国における森林減少に由来する排出の削減について |
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条約に基づく第25回補助機関会合(SBSTA25)において、途上国における森林減少に由来する温室効果ガスの排出を削減するための方策について議論が行われた(背景情報条約HP)。
本議題については、昨年末のCOP11決定に基づき、今年5月のSBSTA24から検討に着手し、今年8月にイタリアのローマで開催された第1回のワークショップ(報告書)において技術的、方法論的事項及び排出削減のための政策措置やインセンティブについて各国の意見・情報の交換を行ったところ。
今次SBSTAでは、次回のSBSTAの前に開催する第2回ワークショップにおける検討事項等について議論し、@各種政策措置やインセンティブ及びその実施に必要な技術や方法論を中心に、第1回ワークショップにおける検討事項について議論を継続すること、Aワークショップ開催に先立ち、各国から各種政策措置や関係条約との関連性について意見提出するとともに、B途上国から自国の現状等に関するデータを提出すること等について合意した(議長サマリー)。 第2回ワークショップは来年3月上旬にオーストラリアで開催されることが発表された。 |
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CDM植林の土地適格性に関するガイダンス(指針)、小規模CDM植林の上限値 |
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CDMの議論において、ブラジル、コロンビア等が、CDM植林の土地適格性に関するガイダンス(指針)の第26回CDM理事会(本年9月)での改訂(GCMによる和訳)は、マラケシュ合意(COP7)を逸脱しており不適当であると主張した(我が国賛同)。また、コロンビア、ボリビア等が、小規模CDM植林の上限値(8キロCO2トン/年、COP10決定)の見直しを行いたいと主張した。 調整の結果、当該ガイダンスについては、公開での意見聴取を行い、これを踏まえCDM理事会が再度ガイダンスを策定した後改めて公開での意見聴取を行うこと、小規模CDM植林の上限値については各国等からの提出意見に基づき次回SBSTAで検討することが合意された。 |
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