マスコミにおける気候変動と生物多様性の出現頻度(2012/1/22) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1992年の地球サミットでともに出発した、気候変動枠組み条約と生物多様性条約は、国際環境条約(環境的課題のグローバル化)として重要な役割を果たしています。 この二つの条約が提示する課題の関心度合いを知る指標として、朝日新聞記事データベースで、「気候変動」「生物多様性」という単語をふくむ記事がどの程度出現しているか、推移をみたのが、以下の表です。 2009年までは、「気候変動」が、京都議定書という我が国に特に関係ある合意事項が重要な役割を果たしていること、そして、温室効果ガスの排出量という、総合指標を目標にしているわかりやすさ、の二つが理由となって、生物多様性よりも頻度が一貫して高くなっていました。 2010年に生物多様性条約第10回締約国会合が名古屋で開催されたのを機会に少し方向が変わってきたといえるかもしれません。 リオ+20の等で生物多様性の指標化の議論がどこまで進むか、その辺がポイントになると思われます。
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