| リオ+20の中で持続可能な開発目標(SDGs)を作成することが決まりまり、この作成作業の中で森林に関する目標がどう取り扱われるかが重要な注目点として指摘きしてきました(「持続可能な開発目標」と森林(2012/8/18))。 作業部会(Open Working Group)が昨年の9月に設置され、今年秋の国連総会に報告書を提出するというスケジュールがリオ+20で決まっていますが、内容の検討についても、昨年各国へのアンケートが行われ、そのまとめのレポートが国連の持続可能な開発目標のページに公表されています。 67回国連総会に向けての報告書Initial input of the Secretary-General to the Open Working Group on Sustainable Development Goals Questionnaire related to the development of Sustainable Development Goals、各国に対するアンケートの回答
     日本政府の回答 質問事項はこちらQuestionnaire related to the development of Sustainable Development
    Goalsけいされていますが、以下に仮訳を掲載します。どななことが議論されることになっているかがわかります。 
      
        
          | 1 持続可能な開発を達成するために貢献するためにSDGsを通じて取り扱うべき重要な優先分野を5から10分野指摘してください。 
 2 持続可能な開発の経済、社会と環境の柱についてSDGsはどの程度バランスをとるべきでしょうか。
 a 関連するターゲットを通じてそれぞれの目標の中で三つの側面を反映させるべき
 b MDGsを2015年以降に向けて適切に修正更新し 大きな持続可能な発展の枠組みに向けて統合する
 c MDGの第七目標(環境の持続可能性)を事前と環境資源の次元(水、食料、エネルギーなど)のいくつかの分野に拡張する
 d その他(具体的に記載すること)
 
 3 SDGsその他の現在ある目標の実施過程で貴国にとって重要なSDGsの分野を2分野選んでください
 a 国の方針の決定
 b 国の予算配分への影響
 c 国の政策の効果の評価
 d 持続可能でない分野の取り組み
 e 政策策定過程で経済、社会、環境の柱の均衡
 f 国際協力への枠組み方向性
 d その他(具体的に記載すること)
 
 4 各国ごとに異なった発展のレベルに自薦的に対応して普遍的に適用出来るSDGsを作成すべきか(帰国の状況に基づいて作成してください)
 
 5 SDGsは本質的に地球的とされている。目標に関するターゲットは
 a すべての国に適用される
 b 各国ごとに作成される
 c 国の性格と発展状況に応じ共通だが格差のあるものとすべきである。Cを選択した場合具体的にどうすべきか記載してください
 
 6 どの既存の目標ターゲット(例えばMDGs、アジェンダ21の目標とゴール、JPOI)がSDGs作成過程で統合されるべきか
 
 7 国連の2015年以降の開発目標とSDGsが一貫して整合性のあるものにするため、どのようなステップをとるべきか
 
 8 地球レベルの達成状況を評価するためどのような評価方法がとられるべきか
 
 9 策定改定を包括的参加型にするためにどのようた手続きがとられるべきか。どのように市民社会とその他の利害関係者がさんかすべきか?
 
 10 どの原則がSDGsの土台となるべきか(例えばTT reportは不公平の減少、人権の拡充、持続可能性の確保の三点を挙げている)
 
 11 新たな開発のための国際パートナーシップをSDGsの中であるいは関連して構築すべきか
 
 12 その他にSDGに関する作業部会を開始するにあたって必要と思われることがあれば
 |  上記の 「1 持続可能な開発を達成するために貢献するためにSDGsを通じて取り扱うべき重要な優先分野を5から10分野指摘してください」の結果を表にしたのが以下の表です 
      森林に関連する分野は上位にエネルギー、気候変動などたくさん並んでいますが、森林を指摘した回答は極めて少なかったようです。 kokusai4-3(SDGs201301) |