森林の生物多様性入門(2006/5/14) |
以下は 生物多様性条約の森林生物多様性入門http://www.biodiv.org/programmes/areas/forest/default.aspを訳出したものです 重要性 森林はの生物多様性は陸上のあらゆるシステムの中でもっとも豊富なものである。熱帯・温帯・北方の森林は植物動物微生物の生息生育地を提供し、世界の陸上の種の大多数を保持している。 森林の生物多様性は、木材、非木材資源から気候変動を和らげる炭素貯蔵にいたる幅広い物とサービスを提供している。同時に、何億の人々の食料及び雇用を提供している。また、森林の生物多様性は多くの原住民と地域社会の生活にとって重要な経済的、社会的、文化的役割を果たしている。 多様性喪失の現状・傾向・原因過去8000年の間で45%の地上の森林は失われたが近年それは加速している。 国連食料農業機関(FAO),によると、現在地上には39億ヘクタールの森林がある。その面積は北中米と南米をあわせた面積になる。 森林の生物多様性はあらゆるタイプの森林の急速な減少、細分化、荒廃によって失われている。FAOによれば、毎年の森林の減少は1990年以来940万ヘクタール(年率0.22%)であり、大部分は熱帯の天然林で起こっている。以上の数値は人工林による増加面積を考慮にいれているので、天然林の減少は140万ヘクタールとなる。もっとも重要な森林と生物多様性減少の要因は人為的な物であり、農地への転用、過放牧、過度の移動耕作、森林の持続不可能な経営、外来種の導入、道路・水力発電・都市の拡張などのインフラの発展、鉱業開発、油田開発、人為的森林火災、環境汚染、気候変動などである。 生物多様性条約による取り扱い生物多様性条約では、2002年の第六回締約国会合で採択された「森林の生物多様性は森林の生物多様性の拡大作業計画( the expanded programme of work on forest biological diversity)」 (第六回締約国会合第22決議に付表 annex to decision VI/22),により取り扱われている。作業計画は森林の生物多様性の保全、持続可能な利用、遺伝資源の利用の便益の公平公正な利用を目的とした、多様なゴール、目的、活動のセットからなっている。計画は三つの要素からなっている。第一の要素は、保全、アグロフォレストり、水域管理、プロジェクトエリアの設定などを通じた、生物の物理的側面をカバーしている。第二の要素は、森林の生物多様性の保全と持続可能な利用を支える制度的、社会経済環境についてである。第三の要素は評価とモニタリングである。. 各国の経済社会的状況が大きく異なっているため、作業計画の活動はガイドラインを提供する形となっており、実施のための優先順位は締約国の責任と権利において決定されることとなっている。実施上の便宜および2008年の第9回締約国会合で予定されている評価西するため、事務局は情報交換のツールとして森林のウェブポータル forest web portal を設置している。 作業計画を進めるため、多様性条約は以下の協力者と連携をとっている。 |
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