京都木材規格とJAS(2011/11/26)

10月26日京都府で開催された、ウッドマイルズセミナー2011でとりあげられた、「京都府産木材の品質基準と環境指標の領域拡大に取り組み」について、「新たに環境性能の領域を広げること」は別ページで述べましたが、もう一つの新たな品質基準の設定について、「京都府の品質基準策定のとり組み」という事例報告がされました。

都道府県段階の品質認証とJAS)

品質基準については、都道府県レベルの木材品質の表示は先行して13県で行われています(木づかい.com認証制度一覧表)が、導入にあたりJASと都道府県レベルの品質認証の検討をされた課程がについて前述の事例報告がされており、興味深い内容になっています。

木材の含水率、強度寸法などの品質を認証する制度はJAS制度があります。

それとの比較で、運用システムについて検査員の配置、機材の共同利用、品質管理体制についてスリム化提案をしています。

JAS制度がグローバルな水準を維持するため運用システムが大規模化し、コストがかかるようになっているので、同じ品質を維持したまま、ローカルな制度が成立する条件がある、ということでしょう。

環境認証の場合のFSCとSGECの関係ともにています。

発表データはウッドマイルズ研究会HPから注文して入手となります

kokunai3-43<kyotowoodnext>

■いいねボタン