米国の建築業界の環境基準に「近くの山の木の評価」する項目があります。
環境とエネルギー問題に取り組む米国の住宅関連企業が集まるLEED(Leadership in Energy and Environmental
Design)は緑の建築基準) (Green Building Rating
System)を作成し環境やエネルギー問題に貢献する建築の評価を行っています。
立地条件、資材、室内環境など全部で69点になるスコア表があり、26点以上で一般的な認証がされますが、33点以上がシルパー認証、39点以上がゴール認証ド、52点以上がプラチナ認証となります。
その中に「地域の資材」というセクションは下表の通り、500マイル以内で加工された建築資材を20%以上使うと1点、さらにその半分以上を500マイル以内で収穫された資材であればもう1点加点されます。
建築業界の地産地消の推進。明確なメッセージです。
緑の建築基準
推奨事項5 地域の資材
(意図)
地域で産出する原材料の消費を増やし、もって、輸送過程での環境負荷を減らし、地域経済の活性化に資する。
(要求事項)
推奨事項5.1(1ポイント) 500マイル以内で加工製造された建築資材を最低20%使用すること。
推奨事項5.2(1ポイント) 上記のうち最低50%は500マイル以内で産出、収穫、再生産されたものを使用
(技術および戦略)
この目的を達するため、地域の資源および供給者の特定に関する目標策定。建築期間において当該資材が搬入を確認し、全体資材のうちの量を確定。 |
LEEDホームページ
緑の建築基準pdfファイルダウンロード
その他にFSCの認証木材を木材の半分以上使うと1点というのもあります。
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