森林林業基本計画の改定作業ーカーボンニュートラルとの関係は(2021/4/11) |
5年に一回改定をしている森林林業基本計画の改定作業が行われていますが、3月30日に開催された林政審議会で、その骨子に関する以下のような一連の情報が配布されています。 資料1−1 新たな基本計画(骨子案)のポイント(PDF : 475KB) いよいよ、検討が具体的な中身に入ってきたみたいですね。拾い読みをしてみました。 (新しい基本計画のストーリー) このページでも今まで、「グローバルな視野をもって、森林のガバナンスの確保を市民の参加で」という視点で意見を言ってきました。 市民と森林との関わり(など)ー「新たな森林・林業基本計画に関する意見」提出(2020/7/24) 下の図、左側は、資料1-2森林林業基本計画(骨子案)の骨子です。 そして右側はその内容で、@第一にグローバルな視野に基づいたカーボンニュートラルと関連しそうな木材利用の推進が記載されそうな〇A-G A次に、次世代に森林のガバナンスについて、関係ありそうな〇「あ」と「い」、に記載しえあったことをメモしています 今後どんな書きぶりになるか、フォローしていきます。 (林産物の供給利用に関する目標) 右の図は、 資料1−4 森林・林業基本計画に掲げる目標数値について(案)(PDF : 1,073KB)のなかの、林産物の供給利用に関する目標数値を、前計画の数値と比較が分かり易くまとめてみたモノです。 左側の総需要が、国産材と輸入材を合わせた国民が木材を使う総量、右側がそのうち、国産材の供給量です。用途別の目標数値などがならんでいます。 今回の数値の実績欄の19年度の数値と、前計画の20年度目標のと比較をしてみると、・・・ 製材用材など建築用材は実績が目標に少し及びません。それに対して、燃料材は、19年度実績が20年度目標の倍以上。 それでは今後の目標は?建築材の目標は、前回の目標以上の数値が掲げられています。カーボンニュートラルを武器に拡大でしょうか?どんなシナリオで建築材に需要を拡大していくのか今回の計画の一つのポイントですね。 そして、燃料材の計画は、輸入材を中心に拡大基調がつづくストーリー。輸入バイオマスのリスクをどう考えるのか、重要な論点になりそうです。 今後フォローしていきますね kokunai1-19<kihonkeikaku2021_2> |
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