カーボンフットプリント算定基準の動向(2011/10/29) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
3月に公表された木材・木質材料のカーボンフットプリント算出基準(PCR)の改訂版が10月に公表されました(PA -CC -02 木材木質材料)。CFP制度試行事業事務局(社団法人産業環境管理協会)のページ)。 新しく対象製品に、熱処理木材、加圧式保存処理木を加えて対象を広げたものですが、輸送距離のデフォルト値など見直されています 先進的な木材業者の方々がこれに基づく算定に是非挑戦して頂きたいと思います。 また、木製フローリング、木製容器、はしなど木材・木質材料を主原材料とした製品を対象としたもののPCRもほぼ同じようなプロセスで計算するPCRが公表されています(PA-CD-01木材製品) ところで木材と木材以外の部品の選択の主戦場となる住宅や家具など木材を利用する産業側のPCRが重要ですが、今のところオフィス家具のPCRが作成公表されています。(PA -AK -03オフィス家具) この場合原料調達段階の木質部材については今回公表された木材木質材料のPCRを利用してもよいのですが、木材の二次データがデータベース化されていてそれを使ってよいようになっています。(CO2換算量共通原単位データベース) その一部を掲載すると以下の通りです
住宅や家具産業が木材利用をする場合使いやすいデータベースがあることは好ましいのですが、樹種も産地も国産材も輸入材もなにもかにも一緒くたにした数値となっているのが気がかりです。 このデータベースの内容の精査が必要です。 kokunai4-33 (CFPkagu)
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