グローバルな運動としてのウッドマイルズの可能性(2005/9/4) | ||||||
23日には大会で"Evaluation of timber as building materials on energy issue and the Woodmiles: the background and the development of the Woodmiles Forum in Japan"(建築材料としての木材のエネルギーによる評価とウッドマイルズ:日本におけるウッドマイルズ研究会の展開と背景)(関連資料は資料室)と題する報告をし、また、24日には参加者向けのミニセミナー、25日はブリティシュコロンビア大学森林科学センターの関係者との意見交換というスケジュールでした。 ウッドマイルズは国産材の利用推進という狭い利害関係の主張ととられがちなのですが、もともと研究会が求めていたのは、輸送過程の環境負荷や地域資源の循環的な利用という点についてのグローバルな運動としての可能性です。 国際学会で報告を行い、それに併せて意見交換の場をもうけたのは、本来のウッドマイルズの趣旨にそって海外の関係者に理解を求めるということであり、研究会とウッドマイルズの運動の今後の質にも関係する重要なイベントでした。 セミナーでの参加者の広がりなど少し残念な面もありましたが、ウッドマイルズを英語で発信するためのソフトはそれなりの水準で用意ができました。 また、ブリティシュコロンビア大学森林科学センターの研究者との意見交換では、ウッドマイルズに関心を持ってもらい、北米で輸送過程の環境負荷を評価に組み込む緑の建築基準(LEED)が影響力を広めているなどの指摘もあり、環境指向の消費者の近年の動きについて説明を受けました。 実りのある一週間でした。9月下旬にはサステイナブル建築東京会議(sb05tokyo)でのポスターセッションが予定されています。 以下の関係資料を資料室に掲載します
それぞれのイベントの内容は、試行版のブログに収録しました。 ウッドマイルズ研究会関連ページ energy 2-35 <conmat> |
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