ウッドマイルズ研究会の6年間(2009/7/20) |
6月27日ウッドマイルズ研究会の本年度の総会とセミナーが都内で開催されました。 ウッドマイルズフォーラム2009〜木材の環境指標の連携・統合を目指して (ウッドマイルズ研究会を巡る社会情勢) 6年前に「木材の「人と地球に優しい」という属性を、消費者が自信を持って選択するための手助けとして、また、我が国の大量消費社会の矛盾を示す尺度として、木材の産地から消費地までの距離(ウッドマイルズ)についての様々な情報を提供」し、「循環型社会の構築を目指した普及・啓発活動を行っていきたい」(以上ウッドマイルズ研究会設立趣意書より)として岐阜県で産声をあげた研究会ですが、その後の地球環境問題の認識の広がりと、「環境負荷の見える化」が政策課題になる中で、研究会を巡る社会情勢が大きく変化していると思います。 このことは、研究会の会員数の推移にも現れています。 (ウッドマイルズ今後の課題) ウッドマイルズは主として「消費者の自主的な選択のための「見える化」の道具」として、建築関係者に関心を持って頂いてきました。最近の入会の増をになっているのも算出技術者研修などを通じた建築関係者です。 ただ、排出量取引、温室効果ガスの吸収源としてのカーボンストックの評価進んでくると、国内クレジッ算出時のウッドマイルズCO2とか、カーボンストック税制での木材の履歴など、政策実現のツールとしての役割が今後でてくると思います。 また、「木材に関する環境指標の普及及び統合」という地球環境基金助成事業の二年目となります。森林認証、合法木材、フットプリント、LCA、フェアウッドなどさまざまな動きの木材の環境負荷を横断したコミュニケーションも研究会の課題となります。 ご期待下さい。 energy2-57<WMF09tokyo> |
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