第3回UNFF会合の結果 地球サミットフォローアップページの改訂(2003/7/21)


5月26日から6月6日にかけて国連森林フォーラム第3回会合がジュネーブでありました。懸案となっていた法的枠組みについては、来年の次回会合に向けて関連する専門家グループの設置が決められたようです。(結果概要はこちら林野庁プレスリリース

1992年の地球サミットでは、森林原則声明とともに、気候変動枠条約、生物多様性条約の二つの条約が締結され、それぞれのフォローアップが、各条約の締約国会合で行われてきました。気候変動枠組条約は京都議定書など具体的な合意を深め、国際的な森林管理についても吸収源対策として大きな影響を与えつつあります。また生物多様性条約はカルタヘナ議定書で遺伝子改変生物の危険性を排除するための制度を提供し、森林についても昨年のCOP6において森林に関する行動計画を決めました。

それでは森林原則声明のフォローアップがどうなっているか、というのが今回の国連森林フォーラム結果です。残念ながら他の二つのフォーラムに比べると推進力を失っているといわざるを得ませんが、地球サミットで議論された熱帯林問題は解決の方向にはありません。今後UNFFの場での法的な枠組の議論が重要性を失っていないと思います。この議論に資するため本サイトの「地球サミット森林部分のフォローアップ状況」というページをリニューアルしました。

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