再び国際森林年(2007/2/18)

暮れの国選総会で、2011年を国際森林年にするこことが議決されました。
記者発表資料
決議文本文
UNFFのサイト内に専用のページが新設されています。(こちら

地球サミットでの森林原則声明のフォローアップはこのサイトでの主要課題ですが、遅々と進まない持続可能な森林管理の国際的な課題について改めてしっかりとターゲットを再構築する機会になればよいと思います。

国際森林年といえば、1985年がFAOによって国際森林年とされ、日本でも大きな取組がなされました(都道府県における国際森林年記念の森造成の推進について等)。

「'85国際森林年」手ぬぐい
岐阜県県政資料館HPより

個人的に、ちょうど林野庁で国際協力担当の課長補佐をしているときだったので、忘れられない思い出です。

ネット上を「国際森林年」で検索すると300近い情報が載っています。その中には自然保護協会元会長沼田真さんが白神山地の世界遺産に関して「私と白神山地のかかわりは、1985年に国際森林年を記念して、ブナ・シンポジウムを開催したことにさかのぼります。」といった世界遺産に関する発言も。(世界登録遺産について

ちょうど日本の林業政策が森林・林業政策に転換するエポックとして国際森林年が位置づけられていたことがわかります。

ちなみに、international year of the forestで検索される情報の中には「FAOの機関誌UNASYLVA特集など基本文献がありますが、数値は100程度で日本語の方が多いということから、日本での取組が特に大きな取組だったかがわかります。



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