| 〜森林減少ゼロに向けたサプライチェーンの未来〜日・インドネシア森林保全シンポジウム2026報告1バイオマスセッション(2026/8/1) |
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それぞれのセッションにインドネシアから3−4人の学者・環境団体の関係者が出席して全部で13名、そして日本から、インドネシアから輸入する物資に関係するサプライチェーンに関係する企業関係者が出席するなど、充実したイベントでしたので、ご紹介します、 内容がたくさんあるので、出席したセッション3バイオマスの報告をしてから、全体の報告というように二つにわけて報告します。 (セッション3バイオマスの開催趣旨) バイオマス産業社会ネットワーク理事長 泊 みゆきさんが、モデレーター(司会者)で冒頭が趣旨説明がありました
インドネシアのスラウェシ島北部のゴロンタロ州にある2箇所の最近できたペレット工場から、日本の富山県高岡市のバイオマス発電所に送られているんだそうです。(インドネシアで生産されるペレット量の2/3をしめるんだそうです) 趣旨説明のまとめは・・・ ■日本では「再生可能エネルギー」としてバイオマス発電が支援され、インドネシアからの燃料輸入量が急増 ■その生産地で森林が大面積で伐採され、絶滅危惧種や固有種を含む貴重な生態系の価値が失われている現状を、現地NGOや研究者が報告 ■一方、日本のバイオマス発電の支援政策も、持続可能性を求めて変化を続けている ■政策関係者やバイオマス発電事業に融資してきた金融機関から、それぞれの問題認識や課題解決に向けた取り組みを紹介 ■持続可能なバイオマス発電と、森林と生物多様性の維持は両立可能か、多方面から検討 ーーーだそうです
・バイオマス発電用燃料のための伐採許可地(コンセッション)はインドネシアで急増している ・インドネシア政府は、残存するすべての天然林を保護するための規則を公布すべきである
2つのエネルギー植林事業は、以前アブラヤシ事業として許可を受け(例:IGLは2009年にポパヤトに進出)住民が長年耕作し納税してきた土地が企業のコンセッションに組み込まれていった 住民は法定の「プラズマ」(事業区域の20%を地域住民に還元する制度)を求めているが待たされている。森林は先に伐採・植林され、利益の分配は後回しか、実現しない 日本政府へ:FIT/FIP制度のバイオマス持続可能性基準を強化し、森林破壊ゼロの検証に加え、植林地・コンセッション区域レベルまで遡って合法性が追跡可能なことを義務づけるべき。 日本の業者へ:デューデリジェンスを加工場レベルの認証にとどめず、原料調達元のコンセッション区域まで拡大し、独立した第三者機関による監査を義務づけるべき インドネシア政府へ:「復旧」という名の抜け穴を塞ぎ、FPICを厳格に運用し、地域住民を犯罪者として扱うことをやめ、ポパヤト‐パグアト・ランドスケープを高保全価値地域として保護すべきである。 皆さんへ:現地の市民社会――JAPESDA、FWI、およびWALHIゴロンタロ――による独立した現場モニタリングを支援するとともに、あらゆる解決策の中心に地域住民の声を据え続けるべきである。 ーーーー
森林の単一栽培植林地への転換を正当化/ ?侵略的外来種が出現する可能性がある/ 野生生物の生息地喪失を加速させる/ 特定の生息環境に依存する種や広い行動圏を持つ種に、特に悪影響を及ぼす/ ?森林生態系の構造と構成を変化させる/ 水文システムの変化を引き起こす
輸入木質バイオマスの持続可能性の確認方法については、「木質バイオマス証明ガイドライン」に規定されている。
右の図のように、。 環境:土地利用への配慮/ 温室効果ガス等の排出・汚染削減/ 生物多様性の保全 といった課題について証明方法の検討が進むんだそうです
サステナビリティを経営・事業を動かす重要なドライバーと位置付け、社会課題の解決を社会的価値と経済的価値の両立を図る観点から取り組み体制を整えている。
・様々なステークホルダーからの情報収集と実態把握 としています ーーーー以上でプレゼンデータの概要紹介終わります (プレゼン資料全文がそれぞれ報告のトップ画面から見ることができますので是非参照下さい) 「登壇者に聞いてほしい」という手続きがあったので、インドネシアから来た登壇者に聞いてみました(モデレーター経由) Q:インドネシアから日本に輸入される発電バイオマス原料が色々問題があるのはよくわかったので、どのように解決していくか?という検討の際に、FSC・PEFCといった、既往のグローバルな第三者がチェックする基準がある。ベトナムから日本に輸入される木質ペレットなどは、FSCの基準にしたがって輸入されているが、インドネシアではどうなんでしょうか? A: インドネシアにもIFCCといったPEFCと連携した第三者認証システムがあり、気にしているが、天然林からの伐採がとまらないし、管理木材というシステムがあって、うまく現場が管理できていない、といった問題点がある。(といったネガティブ返答がありました。 以上です ーーーーー (知らなかった世界ーー途上国の現地の環境ネットワーク) 私は、昔林野庁の貿易班とか、国際協力班とかにいて、熱帯林減少がグローバルな事象になってくるなか熱帯林から大量に木材を輸入する日本にいて、どうするんだ、などという問題意識をもっていたのが環境NGOの方との接点ができた、きっかけだったと思います、(まだ20世紀) EUなどが買わなくなった、おかしな木質バイオマスが日本にはいってきたら、大変!!などという問題意識もっていました。欧州の選択から学ぶ森林バイオマスエネルギー−海外における木質バイオマスエネルギー推進についての最近の論調より (熱帯林保全について結構情報収集をしているつもりでいたんですが)ただ、今回のイベントで、びっくりしたのは、熱帯林を持っている途上国内の、環境問題にとりくむ人たちのネットワークがひろがっていて、情報発信をしている!!(一昔前は途上国内から環境的社会的ガバナンスに関する議論があるなということはありませんでした(先進国のNGOの方々だけ)) 日本の企業を含む産官(経産省の方は登壇したけど林野庁の方は呼ばれなかった?)学民の社会的ネットワークと、途上国のネットワーク(産官の人はいませんでしたが)のつながりが、森林減少ゼロにむけた重要な役割をするのだということを、伝える重要なイベントだったです。 他のセッションもふくめた、全体の報告はおってご報告します。 chikyu5-15<indonesiasympo2026_1> |
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