現在世界の森林のことを議論するときに必ず参照されるのは、FAOが出版した、The Global Forest Resources Assessment 2000 (FRA 2000) のデータですが、日本語訳が海外林業コンサルタンツ協会から出版されました。こちらに概要
熱帯林問題を地球環境問題の中心に据えるきっかけになったのは1980年時点の熱帯林の現状と動態を明らかにしたFAOの熱帯林評価報告書です。その十年後に出されたFRA1990は熱帯林減少が加速していることを示し、80年代の活動に大変厳しい評価を与えるきっかけとなるなど、大きなインパクトを与えてきました。そのシリーズの最新版が、2000年世界森林資源評価報告書です。
なお、本報告所については別途東京大学永田教授が概要部分を翻訳公開されています。(こちら)
目次
第一部 世界的事項
第1章 森林面積とその変化
第2章 森林蓄積と木質バイオマス
第3章 植林地
第4章 森林外の樹木
第5章 生物多様性
第6章 森林の経営管理
第7章 保全区域内の森林
第8章 森林火災
第9章 木材供給
第10章 非木材産物
第二部 地域別の森林資源(省略)
第三部 プロセスと方法論
第45章 実施の枠組みと各国の参加
第46章 1980〜2000年の間における熱帯の森林面積の調査
第47章 世界森林地図の作製
第48章 林業情報システムの発展
第四部 結論と提言
第49章 結論
第50章 本調査(FRA2000)の経過のレビュー
第51章 今後の調査への勧告
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