第44回国際熱帯木材機関理事会から(2009/1/17)

昨年(2008年)の11月3日から8日にかけて標記会合が横浜で開催されました。
林野庁プレスリリース

最も大きなトピックスが、「熱帯木材生産林における生物多様性ガイドラインの策定」で、1993年に作成された現行のガイドラインを更新し、実に16年ぶりに改定し、採択しました。まだ生物多様性条約もなかったころのガイドラインの改定です。
Guidelines for the Conservation and Sustainable Use of Biodiversity in Tropical Timber Producing Forests

その他に、テーマ別プログラムの実施手法及びテーマの採択(森林法の執行、統治及び貿易、熱帯林における森林減少・劣化の削減及び環境サービスの促進、住民による森林及び企業経営の支援、貿易及びマーケットの透明化、林産業の開発と効率向上 )(テキストはこちら)、と、ITTO行動計画の採択ITTO Action Plan 2008-2013)と話題の多い、理事会でした。

また、気候変動枠組み条約の関係で以下の2つの文書が配布されています。

Tropical Forests and Climate Change: Summary of the Conclusions and Recommendations of the International Expert Meeting on Addressing Climate Change through Sustainable Management of Tropical Forests
Capturing Funds from Carbon Markets to Promote Sustainable Management of Tropical Forests

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