国際熱帯木材機関の日本語HPと第41回理事会(2006/12/10)



11月6日から11日に横浜で開催された国際熱帯木材機関の第41回理事会に久しぶりで顔を出してみました。

主要な議題は以下の通りです。
(1)ITTO目標2000に関する報告
(2)ITTOプロジェクト・サイクルの改善・強化のための方策
(3)持続可能な木材生産・貿易との関連における各国の森林関係法の施行
(4)プロジェクト及び提案決議案の承認
任意拠出金が近年少なくなり、なかなか難しい運営をしているようですが、持続可能な森林管理にむけて、国ごとの地道な活動が積み重ねられています。

第41回国際熱帯木材機関(ITTO)理事会等の結果について(林野庁HP)
アースネゴシエーションブリテン(ENB)による詳細報告(英文)

今回の理事会で公表されたことですが同機関のHPが改善され日本語のページが充実しています
公用語でない日本語のページを国際機関が作成するのは珍しいことですが、任意拠出金を最も多く拠出している日本向けのPRという政治的な配慮でしょうが、よいニュースです。

そのページにも掲載されていますが、「熱帯林管理の現状2005」(Status of Tropical Forest Management 2005)という詳細なレポートが提供されています。加盟生産国の天然林の4.5%が持続可能な森林管理下にあると要約しています。持続可能な管理をされた森林の定義を具体的な森林におろしていくという難しい作業をしていますが、その作業過程が参考になります。

 

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