環太平洋パートナーシップ協定TPPとつきあう場合の留意点(2012/3/25) | ||
会員制寄稿誌「日本の森林をを考える」に表記の小論を寄稿しました。副題は、「生産物流通のグローバル化に対応する森林管理のグローバル化」です。 TPPの議論で、経済のグローバル化が引き起こすネガティブな側面としては、「食料安全保障という社会的役割を果たしている農業の破壊や、医療分野における国民皆保険の崩壊、中小企業の存立の危機、生産過程における環境破壊の拡大」といったことが指摘されていて、一国の国内政策の段階では、法令にもとづく規制や、課税と補助制度という所得の再配分制度によって解決がはかられる分野ですが、ところがグローバルな仕組みとしての規制と再配分の仕組みがほとんど構築されていないために、市場のグローバル化の悪しき側面がクローズアップされることになっています。 そのために、「市場のグローバル化に反対」でもよいのですが、「市場だけでなく社会制度のグローバル化も一緒にはかるべき。今のグローバル化の主張は中途半端」という、超グローバル派の主張となっています。 編集部の了解をえて、全文を掲載します。(pdfファイルはこちらから)
boueki7-7<TPPtukiaikata> |
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