その他の国の経営管理基準に国内林業サイドから発言を(1999/11/24)

また、日本の基準の作成は来年に予定されているようです。時間をかけて十分な議論を踏まえて作成されるように期待します。

そこですでにすでに国別基準ができているものについて少し検討を進めていく必要があると思います。FSCの基準が世界基準になるかどうかはわかりませんが、いずれ将来森林条約ができる場合の技術基準の参考資料にはなるでしょう。

現在のFSCの基準作成のプロセスで問題なのは、環境問題がローカルな問題ととらえられてるところです。つまり、各国の基準は各国のコンセンサスでというのですが、貿易関係がある場合、輸出国の基準は輸入国の森林経営に影響がある(当然逆も言える)という観点が抜け落ちている。

つまり、日本の林業者は、輸出地域の基準作りに積極的にものをいわなければならないし、そのようなプロセスになっていないことに異議申し立てをすべきだと思います。ちょっと話が横道にそれました。

現在のところ国ごとに本部でエンドースされた基準を持っているのは英国とスウェーデンの二カ国で、米国はいくつかの地域基準を持っています。

我が国の場合、北海道とその他で二とおりの基準ができるのでしょうか。

FSC地域版の認証基準掲載ウェッブサイト集(1999/1124)

参考のため英国の基準をここに掲載します。輸入国の先進国という限りで似ているので参考になると思います。

具体的には、人工林の皆伐伐区の上限20ha 天然林は2ha、などの数値指標が示されています。

また、生物多様性の項目では、野生生物の生息環境を維持するため、平均ヘクタール当たり3本の枯損木及び倒木を保全というのもあります。ちょっと驚きですね。

英国の基準を仮訳を試みています。ご希望の方はメールでご連絡下さい

スウェーデンの認証基準はここ、http://www.fsc-sweden.org/gron/stand.htm
米国の地域的な基準はここにhttp://www.fscus.org/define_responsible/regional_standard/us_standards.html
Mississippi Alluvial Valley Draft Standards 、Southeastern Draft Standards、Southwestern U.S. Standards の三つが本部によりエンドースされた基準として掲載されています。

小生は今のところ、ちょっと手が回らないのですが、我が国に対する輸出国の基準を我が国の林業との関係という観点から研究してゆく必要があると思います。