REDDに関する国際ワークショップ(2008/8/16)

途上国の森林減少・劣化に由来する排出削減(REDD)の方法論的課題に関するワークショップが6月25日から27日東京で開催されました。

バリで開催された気候変動枠組み条約13回締約国会合で、地球環境レジームの最前線である温暖化に関する国際的議論で、にわかに森林が舞台の中央にあがった感がありますが(Forests are now at the very center of international debates on climate change: CIFOR)、国際的な枠組みづくりのベースとなる方法論(森林管理の成果の指標を何に求めるか、成果を判断する基準を何にするかなど)についてのワークショップです。

林野庁の記者発表
条約事務局による関係ページ
林野庁「森林に関する国際的な議論の動向」報告会(海外林業協力室渡辺補佐が関連報告をしています)

小サイトでは、地球サミット以来の森林管理に関する包括的な国際的な管理体制がどのようにできるのかに関心を持ってきましたが、その課題が気候変動枠組み条約というフレームワークの中で議論されているという状況です。

気候変動枠組み条約が力をもっているのは、事柄の重要性もありますが、様々な温室効果ガスの管理を二酸化炭素換算量という単純な数値で管理し、目標値を設定することに成功したからです。

8月下旬にガーナで開催される条約の特別作業部会をはじめ、この一年半ぐらいの間に、森林の問題が温暖化条約の議論の中で結構大きなテーマで取り上げられることになると思います。

REDDの技術的な方法論の議論では、森林の面積と劣化という少なくとも2つの面をどう処理するかが議論になっているようですが、その他に、温暖化以外の生物多様性、木材の持続可能な生産なども視野に入れた管理に近づくことができるのか、あるいは、気候変動枠組み条約の場ではだめなのか、また、この議論が日本の森林政策にどのようにフィードバックされるのかどうか、小サイトでも関心をもってフォローしていきます。

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