「生物多様性国家戦略 2023-2030」作成過程(2023/6/15)

3月31日に、生物多様性国家戦略2023-2030が閣議決定して公表されれました。

「生物多様性国家戦略2023-2030」の閣議決定についてという、環境省のページに以下の4つの文書が掲載されています

生物多様性国家戦略2023-2030(令和5年3月31日閣議決定)本文
生物多様性国家戦略2023-2030の概要
生物多様性国家戦略2023-2030において設定する状態目標・行動目 標に関する指標
次期生物多様性国家戦略(案)に対する意見募集の結果について

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・新たな世界目標「昆明・モントリオール生物多様性枠組」に対応した戦略ー30年までに陸地と海の30%を保全(30by30)・・・など、森林のガバナンスとも密接に関係ある計画です・・・

しっかりフォローしてまいりましょう。

(作成過程への関与)

ところで、作成過程でいろいろ情報が流れてきたので、このページでもフォローしてきました。

3-16.「次期生物多様性国家戦略」案の意見募集ー持続可能な森林経営の観点からは(2023/2/15)
3-17.「次期生物多様性国家戦略」案の意見募集ー(続きー意見提出しました)(2023/3/15)

意見提出の内容は・・・

①森林生態系の現状とリスクの認識を正確に
②森林ガバナンスの蓄積がしっかり生かしてください(森林認証や森林管理制度の蓄積・・・)
③木材の利用拡大は「持続可能な木材」であることを前提に・・・)

という三つの視点から24項目の意見を提出しました

それで、上記の公開文書の中に、「次期生物多様性国家戦略(案)に対する意見募集の結果について」という文書があったので、開いてチェックしてみました。

(意見提出の結果は)

24の意見のうち、その意見にしたがって原案を修文したのが2点!!

本文39ページ
基本戦略3 ネイチャーポジティブ経済の実現
(1)事業者によるネイチャーポジティブ経営の取組の推進
③ 業界ごとの取組の促進
国は、みどりの食料システム戦略を推進し、持続可能な食料システムの構築を通じて環境負荷の低減に取り組む。(この部分が加筆されました→)また、持続可能な森林管理や木材の利用促進に努める。
また、一般社団法人日本経済団体連合会「経団連生物多様性宣言・行動指針」、電機・電子4団体「電機・電子業界における生物多様性の保全にかかわる行動指針」、JBIB「生物多様性に配慮した企業の原材料調達推進ガイドver.1」など、業界単位で各種ガイドラインが策定され、自主的な取組が促進されているところ、生物多様性・自然資本に配慮した事業活動の更なる促進のため、業界団体と連携して計画策定等を支援する。

提出意見7(1) 事業者によるネイチャーポジティブ経営の取組の推進③ 業界ごとの取組の促進について、冒頭の「国は、みどりの食料システム戦略を推進し、持続可能な食料システムの構築を通じて環境負荷の低減に取り組む。」の前に、「国はクリーンウッド法の施行、森林認証制度の普及などを通じて、持続可能な森林管理と、持続可能な木材の利用促進につとめる」を加筆する

本文61ページ
第4章 本戦略を効果的に実施するための基盤
第4節 各主体に期待される役割と連携・仕組み
3事業者
農林水産業においては、生物多様性に配慮し、(この部分が加筆されれました→)生態系サービスの提供を積極的に拡大していくための持続的な生産活動を行っていくことが求められる。

提出意見12以下のように加筆「農林水産業においては、生物多様性に配慮し、生態系サービスの持続可能な提供の積極的拡大のために持続的な生産活動を行っていくこと が求められる」

以上です

あとの、22件の意見のほとんどは、「頂いたご意見は今後の施策展開で参考にさせていただきます」でした。

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