「日本の林業を考える」シリーズH「森林の可能性」(2008/3/16)



小サイトでも時折紹介してきた、会員制寄稿誌「日本の森林を考える」がシリーズH第二号が最近発行されました。

大胆なで大上段な林業政策の提言がみられて新鮮なこのシリーズに速水林業の速水亨さんが初登場です。

論題は「 森林管理の担い手を考える」
トヨタ自動車の三重県内での山林取得と経営に関与された経験から、「不在村山林所有企業の薦め」とそのための条件としての森林情報の整理と公開、その中での森林組合の役割…、一連の主張は説得力があります。

今回の号の目次は次の通り
1  森林管理の担い手を考える 速水 亨
2 開発と環境の間で模索する東南アジア諸国 服部  崇
3 木材を巡る建築業界と消費者のズレ 田中 淳夫
4  21世紀型森林管理方式の確立に向けて 小池 正雄

最近この雑誌のウェブサイトが更新されました
会員制の雑誌の記事をそのまま見ることはできませんが、今月号の詳細を見ることができます

この雑誌の編集長森田稲子さんのブログも同じサイトに掲載が始まりました。今回発行分の編集後記がその中で掲載されているのはおすすめです。

いつも感心するのですが、毎回の号の編集後記を見ると、林業の将来を誰よりも心配する森田さんのエネルギーがこの雑誌を支えている、ということがわかります。

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