みなとモデル木材製品展示会―都市の木材利用の入り口は(2017/10/22)

10月11日都市建築物の木質化を進めるための建材・家具展示会と称して、みなとモデル木材製品展示会が開催されたので顔を出してみました。

((みなとモデル二酸化炭素固定認証制度))

港区では、2011年10月から、建築物等への国産木材の使用を推進する「みなとモデル二酸化炭素固定認定制度」を開始し、区内で延べ床面積5,00Qm2以上の建築を行う建築主は、着工前に区へ「国産木材使用計画書」を提出させ、区は建築主に対し、建築物等に使用された国産木材量に相当するCO2固定量を認証してます。
 
みなと森と水ネットワーク会議HPより

港区と「間伐材を始めとした国産材の活用促進に関する協定」を締結した自治体から産出される、木材の合法性および森林の持続性が約束された協定木材の使用を推奨しています。

現在75の自治体が港区と協定を結び、そして取り扱う登録事業者は308社となっています。

環境的要素を前面に出し、自治体と事業者によるトレーサビリティをしっかり確保する仕組みをつくった、この仕組みのすばらしさに、勉強部屋としても注目してきました。

みなとモデル二酸化炭素固定認証制度、近況(2013/3/24)
みなとモデル二酸化炭素認証制度WEB(2011/9/29)

((みなとモデル木材製品展示会))

今回のイベントは、登録事業者が都市における木材利用の拡大を目指して、展示会を開催したもの。

出展者は以下の通りです
(株)イトーキ、(株)イングス、(株)内田洋行、SMB建材(株)木構造建築部、江戸川ウッドテック(株)、エヌ・アンド・イー(株).江間忠木材(株).オーエム機器(株).鹿島木材.加藤木材産業(株).鹿沼WOOD INFILL有限責任事業組合.(株)キーテック.九州木材工業(株).(株)京和木材.(株)クネット.桑原木材(株).北三(株).越井木材工業(株).齋藤木材工業(株)セイホク(株).センクシア(株).大建工業(株).大利木材(株).有限会社 高吟製材所.チーム東白川.(株)天童木工.天龍木材(株).藤寿産業(株).ナイス(株).(株)那賀ウッド.日本住宅パネル工業協同組合 東日本支所.(株)西尾家具工芸社.日本木槽木管(株).速水林業・森林組合おわせ(紀北町).(株)ハルキ.(株)ビッグウィル.飛騨産業(株).物林(株).星野工業(株).細田木材工業(株).松阪の木・あかね材機構丸玉産業(株).茨城工場(株).ヤギサワ矢島木材乾燥(株).リフォジュール(株).(株)ワイス・ワイス 

出展者のたくさんの方と名刺交換をしました

(大手の事業者の産地特定製品)

大手の木材加工・流通事業社が、自社の国内ネットワークを生かし、産地を特定した製品を提供する体制を整えてきていることが印象的でした。

ナイス(那賀町
ホクサン(あきる野市 檜原村 東白川村 浜松市
越井木材(紋別市 下川町 葛巻町 石巻市 鹿沼市 沼田市 あきる野市 檜原村 小諸市 信濃町 郡上市 新宮市 隠岐の島町 西粟倉村 三好市 那賀町 西条市 西予市 久万高原町 馬路村 四万十町 小国町 日南市 大館市 都城市
セイホク住田町 石巻市 )など

(中小企業の地元連合)

また、都市の設計者が考える様々な仕様の木材製品を、自分たちなら設計者の立場にたって供給できる、中小企業が連合して取り組んでいるチーム東白川(山共木材など)など興味を持ちました。

東白川製材協同組合東白川村森林組合、株式会社エスウッド(株)山共山口工業(株) ,桑原木材株式会社,、()中部メンテナンス江間忠ウッドベース()江間忠木材()諸戸林業株式会社、株式会社トーホー

代表各の株式会社山共田口社長の話を紹介します。
環境配慮の観点からも木材利用推進いて、みなとモデルも然りでしょう。

しかし、実際のビジネスの現場では、経済性はもちろん、機能性、意匠性、ストーリー性などが求められます。つまり私たちは、理念としての木材利用を是としながらも、しっかりとマーケットで受け入れてもらえるに足る商品を供給する必要があるのです。

そう考えると大手企業に優位性があるのは否めません。しかし私たちは展示会でご説明申し上げたように、小規模企業が連携して、それぞれの専門分野で役割を果たすことで、大手企業、大工場では出来ない小回りの良さ、カスタマイズされた商品を作る仕組み、「チーム東白川」を作りました。

仕組み、というと大げさですが、単なる地域内ネットワークです。特に団体登録も会議もしませんが、これは意識づけの問題です。しかしこうすることで、以前は自社で出来ない物に関してはお断りしていたのですが、他社に振ったりしてほとんど断らなくてもよくなりました。

おかげさまで現在、みなとモデルを皮切りに、関東圏で多くの受注をいただいている状況です。最近では「駆け込み寺」のように全国から難しいスペック、短い納期の注文があり四苦八苦しておりますが、「東白川ならなんとかしてくれる」「山共ならなんとかしてくれる」と言われるたびに嬉しく思っています。

地方創生がこんな形ですすんでいくのかと感じました

kokunai4-42<minatomoderu2017>