グリーン購入と紙ーGPNセミナーから(2005/8/15

7月12日にグリーン購入ネットワーク主催のセミナー「紙の購入から『森林の保護と活用』を考える」で話をする機会がありました。参加費2000円を払った参加者は120人ほどで、主催者は、いつもに比べて参加者の数は多く、森林をについての関心の高さを示している、と言われていました。

グリーン購入ネットワークは3000近い企業や自治体などを会員とする、グリーン購入のガイドラインなどをつくっている団体です。

例えば「印刷情報用紙の購入ガイドライン」GL1
1) 古紙配合率が高いこと
2) 白色度が過度に高くないこと(塗工印刷用紙を除く)
3) 塩素ガスを使わないで漂白されたパルプ( ECF パルプ)の配合が多いこと
4) 塗工量が過度に多くないこと
5) リサイクルしにくい加工がされていないこと(一部の情報用紙を除く)
となっています。

ただし、ガイドラインの中心となってきた古紙配合率は、日本製紙連合会による世界のトップクラスとなっており、ある程度技術的な限界が近く、いよいよパルプ原料の環境基準を作る必要性が出てきている、というのが、今回のセミナーの背景です。

報告された王子製紙の環境部松原喜久憲さんは、再生紙とバージンパルプ紙の製造エネルギーの比較した結果を紹介されていましたが、バージンパルプを使った製品は製造過程で発生するバイオ燃料を利用するので、結果的に単位あたり製造時に消費する化石燃料が少ないのだそうです(王子製紙グループ環境報告書2002p.21)。

また、リコーの環境経営推進室、則武祐二さんから、同社が定義する「保護価値の高い森林」の保護を仕入れ先に要求するの紙製品に関する環境規定が報告されました。

このような動きからも森林認証が重要性が明らかになってきます。

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