黄砂はいいこともたくさんしてきたんだそうですー研究者の熱い思いースギやヒノキの花粉は?(2023/6/15)

知人のもりや市民大学宮崎学長から面白いブログがでたよー、と紹介を受けました。

4月の所長ブログ

おもしろいので、かなり、このページに持ってきますねー

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私も参加した研究チームから12年前に発表した「黄砂・越境大気汚染物質の地球規模循環の解明とその影響対策」という報告書(日本学術会議風送大気物質問題分科会)では、黄砂のデメリットとメリットを並列して記載することにしました。黄砂はニュースで報じられるよりもっと悪いデメリットと、実は地球環境に良い影響を与えるメリット(え?メリット??)とが、併存している・・・

黄砂には意外なメリットがあるのです。まず、魚類の餌となる植物プランクトンを増殖させる効果をもたらす栄養塩(カリウムやカルシウムや鉄などの微量要素)を自然生態系にもたらしていると考えられています。さらには、中国の黄砂は、実はアルカリ性なので、酸性物質を中和する働きがあります。一昔前に公害で騒がれた酸性雨も、黄砂によって中和作用が働いていたのです。もっと驚くべきメリット、それは、あの原発事故でばらまかれた放射能物質を吸着して作物を放射能汚染から守る力がある、ということです。この研究は、日本の最新研究で解明された新発見です。・・・・

我々が暮らしている守谷市を含め関東地方全体を覆っている火山灰土壌(黒ボクと呼ばれる)は放射性セシウムを吸着する力が弱く、したがって、セシウムは自由に動き回って大気や地下水や土壌を汚染するはずでした。ところが、長い年月、黄砂が降り注いでいたので、黄砂に多く含まれる雲母系鉱物が土に混入し、この雲母系物質が放射性セシウムをガッチリ掴んで離さない、したがって、セシウムは環境中に拡散しないし、植物や生態系にも移行しない、ということが分かってきたのです。黄砂は我々を助けてくれてもいる、という科学的事実。まだ、専門研究者の間でしか知られていない事実ですが、「黄砂」を敵視するだけでは、科学的判断を誤る、とだけ申し上げておきたかった・・・・

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以上です

農業を土木的側面から支えてきた学術研究者の熱い思いお伝えします
4月の所長ブログ

春の大気のリスク「黄砂」が我々を助けてくれて来た面もある・・・

それでは、スギやヒノキの花粉は、どんなよいことをしてくれたかなー
「花粉は悪者、無花粉スギを―」というのではなにか間違うみたいな気もします

花粉症対策の全体像
令和5年5月30日 花粉症に関する関係閣僚会議決定


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junkan6-63<kousa-kahun>


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