日本三大木造ドームとウッドマイルズ(2005/10/10)

ウッドマイルズ研究会は、9月27日〜29日に東京で開催されたサステイナブル建築世界大会 ( sb05tokyo =The 2005 World Sustainable Building Conference) へ、建築物のエネルギー削減のための新しい取り組みとして、日本で開発されたウッドマイルズ指標とそのケーススタディの結果を発表しました。

 大会で発表される論文は「木材輸送過程のエネルギー消費とウッドマイルズ:建築評価におけるウッドマイルズ指標の可能性」と題したもの。

同報告は、建築物に利用された木材の輸送距離を指標としたウッドマイルズの背景の内容を明らかにするとともに、日本の三大木材ドーム(出雲ドーム、大館樹海ドーム、宮崎木の花ドーム)の構造材の輸送過程の環境負荷を比較しています。



建設時期の異なる三つのドームを比較することにより、時代とともに、日本国内の木材の供給体制が整備され、ドームを構成する構造用木材の収穫・加工・建設までの輸送過程が短縮していること、また、そのことによる輸送過程の環境負荷の縮減状況を、定量的に提示しています。

概要
プロシーディングに掲載された論文pdf


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