書籍紹介 木質バイオマス発電への期待(2000/6/26) 

本HP重要テーマであるで来るべき循環社会の見通しなどに関する資料(スライドショウ 「来るべき循環社会と日本の森林林業の将来」など)の中の将来のエネルギー供給とバイオマスエネルギーの見通しなど、重要な部分は、筑波大学名誉教授熊崎実先生が作成された資料によっています。

先生は自然エネルギー促進議員連盟の勉強会の講師をされるなど、我が国のバイオエネルギー問題の第一人者で、活発に論陣を張っていらっしゃいます。

引用されている資料の原典や最近の資料などについてご教示いただくべく連絡を取っている中で、最近出版された書籍を紹介いただきました。


「木質バイオマス発電への期待」熊崎実著(全国林業改良普及協会)です。


目次は
序章 バイオエネルギー紆余曲折
第一章 持続可能な社会に向けて
第二章 化石燃料と生物燃料
第三章 進歩するエネルギー変換技術
第四章 多様な木質バイオマス
第五章 林業再建とバイオマスエネルギー利用
第六章 温暖化防止とバイオマスエネルギー
終章  短いエピローグ
となっています。

新書版で手頃なボリュームであり大変読みやすい本です。

もちろん「循環社会のなかでのバイオマスエネルギーの位置づけ」といった骨になる部分についての指摘(1,2章)を改めてかみしめたところですが、小生としては3ー5章の、石炭と比較した木質燃料の類似性と優位な点の指摘、技術的特色を生かした実現可能な発電プラントの規模と立地、など、具体的な実現プロセスにふれた部分が大変勉強になりました。

また、一般向けの入門書にもかかわらず、引用された文献の詳しいリストがついているので研究者の方にも参考になると思います。自然エネルギーやバイオエネルギーに関心のある方に是非一読をおすすめします。


一般の書店にはおいてありません。直接発行元に注文するのがよいようです。

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