森林認証の相互承認・国際連携を巡る動向(2005/7/10))
国際的な森林認証諸制度間の相互承認、国際的な連携の動きについてSGEC専門部会の資料に基づきまとめてみました。 

年月

関連事項

備考

1993.11

認証団体を評価し認定する団体としてFSC設立

 

1996.09

IPF(International Panel on Forests)第3回会合報告書で森林認証に関するガイドラインを記述

E/CN.17/IPF/1997/2

1999.06

欧州11カ国の認証制度によりPEFCが発足

 

1999.08

欧州の森林企業団体等が持続可能な森林経営を目的として活動しているIFIR(International Forest Industry Round Table、1996年活動開始)により、森林認証システムの国際的認識を得る手法を調査するWG立ち上げ

 

2000.11

CEPI(Confederation of European Paper Industries)認証比較マトリックス発表

 

2000.__

IFIR「森林認証相互承認の国際的枠組みの提案」とりまとめ公表(国際的な林産業界の支持を前提とした相互認証の提案)

 

2001.02

FAO(国連食糧農業機関)-GTZ(ドイツ協力事業団)-ITTO(国際熱帯木材機関)共催による「森林認証スキームと支持者の間での信頼性の確立に関する国際会議」を開催

環境NGO「信頼性のある森林認証についての共同声明」(IFIRの相互認証の提案を拒否、「相互認証は認証制度を弱体化させる過程であってはならない」)

 

2001.10

WBCSD(World Businessman Council on Sustainable Development)の中に森林産業フォーラムを設置 (違法伐採・相互承認などについて活動。適格性閾値モデル(Legitimacy Thresholds Model)を提案。(持続可能な森林経営のレベル、小規模所有者途上国の供給者向けの中レベル、合法性のみを基準とした最小レベルの三つを想定し、それぞれの認証制度や供給者を評価する仕組みをつくる。その上で相互認証の制度化をする。)

 

2002 10

国際環境団体、世銀、林産業団体などで構成するTFD(The Forests Dialogue)の森林認証に関する第一回会合の開催。WBCSDと世銀、IIRD, WRIなどで独自に実施していた検討を同じ場で行うこととした。複数の認証制度が今後とも並立することを前提に、LTMなどをベースに複数の制度を客観的な評価する仕組みの検討を開始。

 

2003.05

世銀WWFがQACC(認証制度包括的評価質問票)第一次案公表

その後PEFCとの間で論争(PEFC側の情報、QACC側の情報)

 

2004.10

第2回TFD森林認証の開催委託報告「森林認証の影響と評価の枠組み」(各評価制度を評価するCEPI(欧州製紙産業)、IFIR、QACC(世銀、WWF)、FERNなど仕組みを評価し)に基づき、議論。(先進国内の認証制度についての議論はあまり、生産的なものにならないという認識。新しい制度については途上国向けの議論が中心になっている由<<TFD Dunning事務局長談>>)

 

2004.10

CEPIマトリックス最終版の公表

 

2005.03

PEFCがカナダの認証システムを承認

 

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